知っておきたい!保育園の種類

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1.どう違うの?8つの保育園

1‐1 認可保育園

国が定めた設置基準(施設の広さ、保育者数、設備、管理等)を満たして都道府県知事に認可された施設のことです。
形態は2つあり、市区町村が運営する公立と社会福祉法人や株式会社などが運営する私立があります。

 

1‐2 認証保育園

国の認可ではなく、都道府県独自の認可基準を設けて運営している保育園。
現在、東京都で行われている制度であり、様々な条件のある認可保育園を多数設置するのが困難な中でよりニーズにあった保育園を運営するために設けられました。

 

1‐3 認定こども園

幼稚園と保育園の両方の機能を持つ施設。
保護者が働いている、働いていないに関わらず教育と保育を一体的に受けることができます。そのタイプは4つに分類されます。
幼保連携型:幼稚園認可と保育園認可を受けており、その両方の機能をあわせ持つ施設
幼稚園型:認可保育園が保育の必要な子どもに保育の時間を確保する、保育的な機能を持つ施設
保育所型:認可保育園が保育を必要とする以外の子どもを受け入れる、幼稚園的な機能をもつ施設
地方裁量型:幼稚園・保育園どちらの認可もない市区町村の教育・保育施設

 

1‐4 企業主導型保育園

企業が従業員のために運営する保育園。
各企業の働き方に合わせた対応ができ、夜遅い時間や週に3回、短時間など幅広く利用することが可能です。
そのため正社員だけでなくパートでも利用できます。
また複数の企業で共同運営もでき、その企業の従業員だけでなく地域枠を設けその地域の方も利用することが可能です。

 

1‐5 事業所内保育室

企業内やその近辺に設けられた、従業員向けの保育施設。
家の近くに保育園が無かったり、仕事の都合でお迎えが遅くなったり従業員に対して保育を提供することが可能です。

 

1‐6 病院内保育室

病院内に勤務する医師や看護師などの子どもを預かる施設。
比較的小規模なところが多いです。
医師や看護師の業務上、24時間365日対応しているところもあります。

 

1‐7 病児・病後児保育室

病気や病気回復期等の理由で保育園や幼稚園に通えない場合に、一時的に利用することができる施設。

 

1‐8 病棟保育

入院中の子どもを預かる保育のことです。
子どもの病状に合わせて遊びの提供や心のケアなどを行います。
医療行為には関わりません。

 

2.運営法人

2‐1 株式会社運営の保育園

新しい園が多く、様々なニーズに柔軟に対応するなど新たな試みを積極的に行っているのが特徴です。
また分園や姉妹園も多く運営されていることから、保育士の働く環境も幅広く対応しています。

 

2‐2 社会福祉法人運営の保育園

昔から長く運営されている園が多く、ベテランの保育士の方が多いのが特徴です。
また地域に根差した運営を行っており、保育方針も比較的しっかりと確立されているといえます。

 

3.まとめ

一言に「保育園」と言っても、その形態や運営元には様々あります。
都道府県独自の認可を受けて運営されている園や、幼稚園と保育園の両方の側面を持った園、あるいは入院している子どもに特化した保育など、利用する保護者のニーズに合わせた保育のあり方があります。
まずは、その園にどういった特徴があるかをしっかりと知ることが大切です。
そうすることで、そこでどのように働きたいか、どのように子どもと関わりたいかが見えてくるはずです。

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