フリー保育士を知ろう


皆さんの園には【フリー保育士】を配置していますか?

担任を持たずに保育の補助をする保育士はどんな仕事をしているのでしょうか?

 

◯ フリー保育士は居場所がない?

以前フリー保育士になった人がネットで「居場所がなくて辛い」と書き込みをしていました。

単純に所属するクラスがないので荷物の置き場もないという意味でありますし、心の拠り所もないという意味でもあるようです。

あちらこちらを飛び回るフリー保育士は確かに落ち着ける場所はなかなかみつからないかもしれません。

でも保育園にとって、とても大切なポジションです。

今回はフリー保育士について考えてみましょう。

 

◯フリー保育士は楽な仕事?

フリー保育士になりたいと思った方はいますか?

私はずっと「フリー保育士にはなりたくてもなれない」と思っていました。

しかし逆に「フリーは楽だからなりたい」という同僚もいました。

 

楽だと思う点を聞いてみました

・週案などの事務仕事がない

・クラスだよりを書かなくてよい

・保護者対応が少ない

・日々の保育の準備がいらない

・運動会などでクラスの競技に頭を悩ませる必要がない

・好きな時に休みを取れる

 

この同僚は余程疲れていたのか、「楽をする」事ばかり考えているようですが、実際はこんなことはありえません。

楽なフリー保育士を、私は見たことがありません。

フリー保育士の仕事をみなさんはどのくらい理解していますか?

 

◯マルチタスクで動く

【マルチタスク】という言葉を知っているでしょうか。

マルチタスクとは、同時に複数の行動をする事です。

仕事においては、このマルチタスクは度々生じるものです。

広い目で見れば、それぞれのクラスが別々の活動をしていることはマルチタスクになります。

また、ひとつのクラスでも様々な出来事が同時に起こりそれに対処しているのですから、これもマルチタスクです。

フリー保育士の毎日はまさにこのマルチタスクで動いています。

 

・毎日の職員の配置の確認

遅番、早番、休みの保育士を確認し自分が保育の補助に入る、または保育士の配置を考え体制を整える。

その日の昼の打ち合わせなどを確認し、休憩の取り方を考えて事前に声をかけていく。

 

・活動の確認

散歩に出るクラスを確認し補助の必要があれば配置を考える。または出発までの準備補助、帰園後の補助をする。

プールや、雨天時のホール使用の順番など、全体の動きの調整をする。

給食時の配膳を各クラス周り、配膳または子どもの様子を見る(片づけも同様)。

午睡のための布団敷きなどを行う。

寝かしつけに入り、休憩を回していく。

必要があればクラス打ち合わせに入る。

起床後の布団の片づけ。

 

・事務

保育に余裕がある時は園全体の事務を手伝う。

各クラスのできていない事務を把握して担任に時間を保証していく。

特に日誌が書き上がっているかは毎日確認していく。

 

・随時

保育に配慮の必要な子の様子を把握し、必要な場面補助に入る。

保護者に声かけをし、何か不安な点がないかなど心配りをする。

各クラスの指導計画に目を通し、担任の保育を深く理解しておく。

子ども一人ひとりの様子に気を配り、担任ができない部分を補助していく。

書いているだけで目が回ってしまいそうですが、ここにあげたのはほんの一部です。

この他、フリー保育士は何か起こった時に臨機応変に対応していかなければなりません。

頭も体も常にフル回転です。

 

◯フリー保育士は心の拠り所

担任は日々自分のクラスの子たちと必死で向き合っています。

時に力が入りすぎてしまうこともあります。

そんな時はフリー保育士の出番です。

クラスの中からも外からも見ているフリー保育士は、担任が何に困り何につまずいているのかがよくわかるはずです。

悩みを聞いてあげたり、アドバイスをしたり、足りない部分を補ったりすることで担任を助けてあげることができます。

「他のクラスの保育士」から言われるよりも「いつもそばで一緒に保育をしてくれる保育士」から言われるアドバイスの方が、心にストンと落ちるはずです。

フリー保育士はそんな役割も持っているのですね。

 

◯目指そうフリー保育士

今担任を持っているあなたも、いつか皆から頼られるフリー保育士になれる日が来るかもしれません。

また、経験はないのにフリーに抜擢されているあなたは、その力を認められているのです。

どうか園を支えるフリー保育士になってください。

「先生がいると安心する」と言われる様な存在になってください。

ほんの少しでもフリー保育士を理解していただけたら、嬉しいです。

 

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