どう考える?24時間保育園の実情


様々な働き方をしている保護者がいる中で、保育園の運営スタイルも多様化されていますね。特に、夜子どもを見ることができない保護者にとって認可であろうと無認可であろうと夜間保育は大変助かります。しかし、本来子どもは夜はお母さんお父さんと一緒に安心して眠りたいものですよね。今、保育業界の中でこういった夜間保育のニーズにどう向き合うかが検討されています。今回は、24時間保育に関する事例をご紹介します。子どものことと保護者のこと、どちらの立場になるべきかあなたはどう考えますか?

 

医療系福祉法人運営の医療スタッフ用保育園24時間化

ある、医療福祉系法人が運営する保育園には、看護師や介護士のお仕事をする保護者が子どもを預けています。しかし、高齢者社会に伴い、利用者や患者の数が増えるとともに夜勤勤務のシフトが増やされてしまいました。それに際し、スタッフの子どもは誰が見るのか?という問題になり、隣接されている保育園の24時間化の話が持ち上がったそうです。しかし、この保育園側の園長は24時間化をすることを断固として認めませんでした。それは、子どものことを考えたからです。24時間運営にしてしまうと、親は安心して働けるかもしれないが、子どもの生活よりも保護者の仕事が優先されていく可能性を無視できなかったからです。子どもを見てくれるところがあると、夜勤シフトをどんどん入れてしまう親は増えると懸念したようです。“子どもがどうしてほしいか“を一番に汲み取った園長の決断、どのように思われますか?

 

深夜のお仕事の方に重宝された都心の24時間保育園

この保育園は設立当初から、24時間運営を掲げて設立された無認可保育園でした。

都心の飲み屋街の真ん中にあり、保育環境としてはあまり良くなかったものの、常に園児は満員。この24時間保育園は、主に夜に働く保護者のニーズが高かったのです。業務提携等もしており、深夜営業するお店と保育園で契約して社員の子どもを預かるということもしていました。保育士は、アルバイトの先生がほとんどで運営されていましたがこういった仕事をする保護者には大変重宝された保育園でした。しかし、子どものお迎えは深夜や朝方で、生活リズムがどうしても整わないといった問題や、保護者の私用で気軽に子どもを預けられてしまうところはどうしても解決できない問題の一つでもありました。しかし、これも子育て支援の一環とできるだけサポートする園長の方針。こんな考え方も必要なのかもしれませんね。

 

24時間保育園の先生

24時間保育園で働いている先生は、雇用形態は様々ですがちゃんと資格を持っている人が従事していることがほとんどです。主に、朝シフトと夜シフトに分けられており、深夜シフトは深夜手当がつくところも多数あります。保育内容は、普通の保育園と同じような保育に加えて、夜は夜ご飯を作ってあげたり、お風呂に入れたり、寝かしつけをすることが主な保育業務です。お迎えラッシュは2時から5時で、お迎えのインターホンごとに子どもが起きてしまうことが悲しい点ですね。子どもを深夜に起こして、眠い目をこすりながら帰っていく子どもたちを暖かく送り出すのは、なかなかシビアかもしれません。また、深夜勤務では異年齢の子どもを一度に見るので結構疲れてしないますが、他の先生と仮眠交代するなどして対応しているとろが多いようです。子どもの専門家である先生にとって、保護者の需要に応えてあげたい反面、どうしても子どもには普通の保育園生活を送ってほしいと願ってしまうところは、心の葛藤があるようです。

 

保護者、子ども、保育士の立場で、24時間保育園の存在をお伝えしましたがどのような印象をお受けになったでしょうか?様々な働き方が広がる今、私たち保育士の働き方もニーズに合わさなければいけない時代になってきています。保育の質を下げずに、保護者が安心して預けらる環境を考えていかなければなりませんね。

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