賢い子どもってどんな子?


どの先生も、賢い子どもというのは扱いやすくて言うことも聞いてくれて助かりますよね。保護者のみなさんも自分の子どもが賢かったらきっと嬉しい気持ちになるでしょう。しかし、賢い子どもって一体どのような子どもなのでしょうか?そして、小学校、中学校と成長していってもその“賢さ”は持続するものなのでしょうか?

今回は、賢い子どもの意外な落とし穴について紹介します。クラスでお利口な子どもほど、注意してみてあげてくださいね。

 

賢い子どもは大人が望む子ども?

私たちにとって“賢い子”どもとはどんな子どもでしょうか?クラスの中でリーダーシップを取れる子ども、お勉強ができる子ども、なんでもルールに従って先生の言うことをきちんと守る子ども、もしくは、ずる賢い子どもでしょうか?一般的に、大人が理想とする賢い子どもは、聞き分けが良いことや勉強や考える能力が優れているIQが高いような子どもだと思われます。悪い言い方をしてしまうと、大人の思い通りに結果を出してくれる子、大人の都合の良い子どもとも言えるかもしれません。しかし、その裏で子どもは子どもなりのプレッシャーや意識的な行動をしているということを皆さんは認識しているでしょうか?もちろん、生まれ持った学力の高さや習慣等が、園での素行に現れるかもしれません。でも、子ども時代に子どもらしいことをしていないと、成長過程で子ども自身がどこか葛藤をひきづったまま大人になってしまうことがあります。今一度、子どもそれぞれの個性や性格がどのようなものであるかを見つめ直してみましょう。見えていなかった子どもの“自分らしさ”の部分が発見できるかもしれませんよ。

 

賢さは持続するのか?〜小3の壁って知ってますか?〜

主に、私立の幼稚園などでは長時間椅子に座っていられることや、お勉強ができることなどをはじめ、しつけ、お行儀といった部分を保育目標にされているところも多いかもしれません。厳しいけれど、しっかり言うことを聞くお利口な子どもが多い幼稚園は、保護者からも結構人気ですよね。小学校受験を控えているお子さんは多少このような練習は必要なのかもしれません。しかし、公立小学校に上がる子どもは、入学時点で色々な保育過程を経てきた子どもと一緒に一年生のスタートを切ります。 しつけやお勉強をしっかりしてきた子どもは、入学当初は担任の先生にもお利口で褒められることも多いようで、実際、小学校の先生たちはのびのびした保育園や幼稚園出身の子どもは、始めは椅子にも座れなくて大変だと言っていたりするものです。 ところが小学校3年生あたりになると、初めお利口だと思っていた子どもが話しを聞いてくれなくなり、初め椅子にも座れなかった子どもがしっかり話しを聞いて学力もぐんっと伸びると言いいます。その要因は何なのでしょうか?

要因の一つとして、しつけやお勉強をしっかりしてきた子どもは、小学校の初めのうちに行われる授業が簡単すぎて先生から発信される情報は自分たちがすでに知っているものがほとんどになってしまうようです。そのため、授業を聞いていなくても勉強ができると思ってしまい、3年生あたりに少し難しい分野が入ってきたときに、授業で話を聞くくせがついていないために、授業が面白くなくなり、ついていけなくなると言ったことがあるようです。一方で、のびのび保育を経験してきた子どもたちは、先生は自分の知らない面白い情報を教えてくれる!と言うことにどんどんのめり込み、授業も必死に聞き入るそうです。もちろん全員がこのようになるわけではありませんが、日々の保育の中で自分たちが預かっている子どもたちの5年先10年先を見越した保育ができると、一人一人のためになる保育ができるのではないでしょうか?

 

賢い子どもは本当に手がかからなくて楽だと思うことは、みんな同じです。

しかし、子どもを小さな大人に育ててあげてしまうことは良いとは言えません。子どもが子どもらしく過ごせる大人までの過程を作ってあげること、これが私たちの保育の原点であるべきかもしれませんね。

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