LGBTと子どもたち


最近では、もう耳慣れた言葉になってきたLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)。センシティブなことではあっても、もうタブーな事実ではない時代ですね。テレビなどでは性に関する問題は、思春期から大人の間の問題のであるように取り上げられますが、小さな子供達でもちゃんとジェンダーに関する認識を持っています。認知発達理論において、性の一貫性を獲得する時期はおおよそ3歳ごろと言われています。また、この時期の経験がジェンダー形成に関係するとも言われています。実際に、幼稚園や保育園などでも、5歳くらいではっきりと自分の性別について主張する子どもや、自分の体と心が一致しないと感じているこどもはいます。今回は、そんなセクシュアルマイノリティの子どもを受け入れる環境をうまくつくってポイントをご紹介します。

 

 先ずは保護者と試行錯誤を

セクシュアルマイノリティの子どもにとれば、男の子でも女の子でも先ずはありのままを受け止めてくれる大人の存在が大切です。保護者が悩んでいたり、園側に相談しに来られた時はしっかりと話をきき、保護者と一緒に対応策を考えていきましょう。この時期をつけたいのは、「まだ子どもだから」や「勘違い」などで話を済ませてしまわないことです。保護者も受け入れられていない部分を持っている人がいますので、性別関係なくその子のあり方を考える対応を取りましょう。

 

 お名前の呼び方

〇〇くん〇〇ちゃんと性別を区別する呼び方を見直してあげることは、最初の受け入れ環境をつくるには重要なことかもしれませんね。子ども本人が読んでほしい呼び名はあるのであれば、その通りに呼んであげましょう。またお友達も一緒にクラスみんなで同じように呼んであげると良いですね。

 

 服装

制服登園の園では男の子はズボン、女の子はスカートを履くことが決められていると思います。心と体の性が一致しない場合、見た目というものは毎日を悩ますタネになり、小さな子どもでもズボンを履く違和感やスカートを履く違和感を抱えています。保護者と園で相談しながら、本人が身に付けたい服装をさせてあげるように受け入れてあげると良いででしょう。

 

 トイレ

保育園や保育園のトイレは男女一緒のところも多く、あまり弊害はなさそうに見えます。しかし、そのようなトイレの場合は、中に男子用便器が設置されていてやはりジェンダーを意識せずにはいられない環境があるのです。男の子の体で女の子の心をもつような子どもの場合は、さりげなく先生が個室のトイレへ誘導してあげたり、そのことが普通のようにクラスの子どもたちの前でも振舞ってあげることが大切です。子どもは柔軟性があるので、“この子はこの子“というように受け入れてくれるでしょう。

 

 グループ作り

クラスでは、グループ活動をすることがよくありますね。このようなグループ作りも男の子女の子のグループを作るのではなく、男女混合にした李、ジェンダーを分けるような役割を与えることは避けましょう。トランスジェンダーの子どもがいるから避けるのではなく、男の子も女の子もみんな平等という認識でいることが良いと思います。椅子や机の並べ方なども、男女が混ざるように作ると自然と平等が身に付けられますね。

 

 小学校との連携

小学校進級前は、個人の発達や生活の様子を申し送りする園もあると思います。セクシャルマイノリティーである子どもも、引き続き小学校でも先生による配慮というものは必要になるかと思います。小学校へ送り出す時は、園での様子、保護者の考え方を交えて、幼園でどのような対応をとっていて成功したかなどを細かく伝えるようにしましょう。

小学校の先生も、対応に慣れていない人も多いはずですのであまり偏見や先入観を持たせないようにお話するように気をつけましょう。

 

すべての子どもたちが、自分らしく生きるにはどうしたら良いのかを考えることが私たちの仕事でもあります。心と体の問題を特別と思わずにいられる環境や社会になると良いですね。子どもの生き方を尊重できる先生たちがいるだけで、子どもたちは幸せに成長してくれるはずです。

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