「3歳の壁」解消へ向けて 「預かり」実施の幼稚園補助


「3歳の壁」という言葉をご存知ですか?

子どもが3歳になったときに移る保育施設がなく、3歳から待機児童となってしまう問題のことを指します。

東京都内の自治体は、この「3歳の壁」問題への対応を急いでいます。

 

現在、待機児童の大半を占める0~2歳児を受け入れる保育施設は増加に向けて動いていますが、3歳からの預け先がなく困るケースも発生するようになりました。

都市部の保育所では、2歳児からの持ち上がりによって3歳児の定員が埋まってしまうことがほとんどで、預け先が見つからず待機児童となってしまう子どもも出てきています。

 江戸川区では今まで3歳児の待機児童がいませんでしたが、2016年にはじめて15人が待機児童となりました。

これを受けて江戸川区では、長時間保育を必要とする3歳児の受け入れを狙って、預かり保育を行う私立幼稚園を対象に補助を行うことを決めました。

幼稚園に対しては、1日8時間以上、年間220日以上の開園を求めています。

月額での利用料金の設定を行うことも、補助金を受け取るための要件としています。

フルタイムで働く人でも子どもを預けることができるよう、預かり保育の拡充や延長についても、幼稚園に協力を求めていく方針です。

 

「3歳の壁」問題への対応策として、園庭など施設面が充実している幼稚園が期待されています。

しかし、幼稚園の開園時間は一般的に午前9時から午後2時までの5時間となっています。

また夏休みなど休園期間も長いです。幼稚園側としては、年間を通して長時間開園することに抵抗を感じている職員も多くいます。臨時職員を雇うとしても人手不足ですぐにみつけられるわけでもありません。

幼稚園が3歳児からの保育の受け皿となるには、長い時間を要することになりそうです。

 

とはいえ、幼稚園が預かり保育を実施するようになれば、教育を重視する保護者側にとっても選択肢が広がります。

また、幼稚園にとっても児童を確保できるというメリットもあります。

 

幼稚園側が3歳児からの保育を受け入れやすくなるような環境の整備が必要とされています。

 

参考:2016年8月26日日経新聞朝刊

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