楽しく育てて美味しく食べる 〜保育と野菜栽培〜


夏に近づき、スーパーでも夏野菜の顔が勢ぞろいしてきましたね。皆さんの園では、野菜栽培などをしていますか?以外と、手間がかかってしまったり、場所がなかったりしてやりたいと思っていても機会を逃しているのではないでしょうか。

今回は、保育の中で行う野菜栽培のポイントをご紹介します。野菜栽培は食育にもなるので、小さいうちから食べ物に興味を持って、感謝して食べる心を育てたいですね。

 

 まずは導入が大事!

急に、今日から野菜栽培をします!と言われても子どもはどのような活動をするのかいまいちピンときませんね。最近は、畑で栽培されている野菜を見ることも少ないので、まずは絵本やパネルシアターなどで、野菜はどこから来るのかをしっかりと学習することが大切です。おやさいが嫌いな子どもも絵本からの導入であれば興味や関心を持ちやすいと思います。オススメの絵本は「やさいのともだち」「おやおややさい」「やさいさん」「やさいのがっこ」「やさいだいすき」などが良いでしょう。年齢に合わせて選んでみてくださいね。そのほか、野菜の制作をしてみるのも良いでしょう。どんな形か、どんな感触かをしっかりと認識して形にすると、野菜の特徴をつかみやすくなります。

 

 育てやすい野菜選びと時期

栽培の中で失敗はつきものですが、せっかくなので成功させやすい野菜を選びたいものです。植える時期が大切になりますが、短期間で実になる野菜もあるのでぜひチャレンジしてみましょう。

じゃがいも:植え付け2月〜3月 収穫時期5〜6月

さつまいも:植え付け5〜6月 収穫時期10月〜11月

きゅうり:植え付け4月〜5月 収穫時期6月〜7月

プチトマト:植え付け4月〜5月 収穫時期6月〜7月

オクラ:植え付け5月〜6月 収穫時期7月〜8月

枝豆:植え付け5月 収穫時期7月〜8月

 

 うまくいかない時は?

どうしても、環境や天候に左右されてうまく栽培できない場合は、子どもたちと一緒に調べることも保育の中では大切なことです。図鑑やインターネットを使って答えを見つけ出してみましょう。子どもたちも、自分たちの手で育てている野菜への愛情がどんどん育まれます。また、地域の農協などに聞いたり、畑のおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみても良いかもしれません。実際に園まで手伝いに来てもらうと、地域交流ができますよ。

 

 野菜栽培で育みたい保育のねらい

「幼稚園教育要領」では健康の領域の中で「健康な心と身体を育てるためには食育を通じた望ましい食習慣の形成が大切であることを踏まえ、幼児の食生活の実情に配慮し、和やかな雰囲気の中で教師や他の幼児と食べる喜びや楽しさを味わったり、様々な食べ物への関心を持ったりするなどし、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること」と記載されています。そのためには、保育の中でしっかりと保育者がねらいを持って子どもたちの成長を援助したいものですね。主なねらいとしては、野菜の特徴に気づかせ興味関心を持たせることや、野菜に愛着をもち世話をする喜びを持たせること、収穫の期待感を高めて食べる喜びや楽しさかが感じられるようにすることなどといったことがあげられるでしょう。

 

野菜が収穫できたら?

野菜が収穫できたら、やっぱりクッキングにチャレンジしてみたいですよね。簡単で子どもたちがが食べやすいものは、カレーやシチューですが、あえて野菜スティックにして塩やマヨネーズにつけるなどして、野菜そのままの味を楽しむのも意外と良いものです。また、取れた野菜はしっかりと観察することが大切です。半分にしたり、輪切りにすると外見とは違う模様や形を見ることができます。余った野菜があれば、型抜きスタンプやデッサンに挑戦してみてください。保護者の方にもみていただけますし、しっかりと思い出を形に残せるので子どもたちも喜びますよ。

保育士の求人
ベビーシッター
保育士の求人
ベビーシッター