「悪口」言ってませんか?


先日、「SNSの誹謗中傷」を苦に自ら命を絶ってしまったとても悲しい出来事がありました。

これからのSNSのあり方を考えるきっかけにもなっていますが、この問題はSNSだけの問題ではないと感じています。

 

「誹謗中傷」までは行かないけれど「悪口」を言ってしまう。

あなたにはそんなことはありませんか?

周りにはそんな人はいませんか?

 

今回は「悪口」について考えてみたいと思います。

 

◯人がいるところに「悪口」あり

仕事のぐちを話しているうちに誰かの悪口になってしまったことありませんか?

保育の体制について話していたはずが「〜〜先生がやってくれないから大変なんだよね」と特定の人の話に変わってしまい、最後には「だから嫌いなんだよね」と感情の話になってしまいます。

 

これは「人」が話している以上仕方のないことかもしれません。

誰でも「好きな人」「嫌いな人」がいます。

それを胸の中だけに収めておくのは難しいことです。人は「話す」ことで気持ちがスッキリするからです。

最初は「こんなことが嫌だった」という「ぐち」かもしれませんが、それが繰り返されるうちに「ぐち」から「悪口」に変化して止まらなくなってしまうのです。

 

悪口になると「消えてほしい」「いなくなればいいのに」の様に、その人の尊厳に関わることまで否定してしまう様になり、そして取り返しがつかなくなってしまうのですね。

 

◯悪口は必ず相手に届く

私には今でも忘れることのできない父の言葉があります。

初めて保育士として社会に出る私に

「上司の悪口を職場では絶対に言うな。必ず本人の耳に入ってしまう。代わりに人を褒めろ。それも必ず本人の耳に入る」と諭してくれたものです。

 

その言葉を胸に私は今まで悪口を言ったことがありません!!なんてことはありません。(笑)

 

でも悪口を言うときは「これは本人の耳に入ってしまうかもしれない」という気持ちで話しています。

そうすると自然と相手の根本を否定する言葉は選ばなくなります。

「あんな不機嫌なやついなくなれ」ではなく「機嫌悪くなるくらいならその前にちゃんと説明してほしい」の様に、こうだったらいいのにという表現になります。

 

SNSの「誹謗中傷」は必ず相手がその書き込みを読むとわかっているのにひどい言葉を投げかけています。これは「匿名」であるからです。

「いくら悪口を書いても自分が誰だかわかるわけがない」と言う考えはとてもずるいものです。

でも職場での悪口も「ここで言ったことが伝わるわけがない」と思っているなら、SNSのそれと何ら変わりはないと思います。

 

いま発している言葉は、今生きている人間に対して投げつける武器になっていないかを常に考えてみてください。

 

◯あなたも言われているかもしれない「悪口」

私も含め「悪口」を言っている人は「自分も言われている」と思うべきです。

誰からも100パーセント好かれている人は、いないと思うからです。

特にチームワークで働く職場では、ほんの少しの行き違いで不満がたまることがあります。

面と向かって意見を言うことはなかなか難しいので、陰で色々言ってしまい、徐々に悪口に発展してしまうのですね。

 

自分も言われているかもしれないと考えると、相手のことを信じることができなくなります。

相手もそう思っていたら腹の探り合いになってしまいます。

誰かがヒソヒソと話ていたら「私の悪口?」と勘ぐってしまい、気持ちが休まりません。

 

ではどうしたらいいのでしょうか。

 

◯「意見」が言い合える関係にしていこう

悪口になる前に「意見」として相手に伝えることが必要です。

質問でもいいと思います。

「なんでこんなことするんだろう」と感じたときに相手に声をかけられる関係を築きましょう。

 

悪口を言うときは、ほとんどが相手が何を考えているのか理解できないことが多いのです。

でしたら、聞いてしまうのが一番です。

なかなかできそうにありませんか?

いいえ。できますよ。仕事なのですから。

 

相手は自分と違う考えを持っているんだと思えるならば、「じゃあその考えを聞いてみよう」とも思えるはずです。

 

悪口をなくすのは難しいですが、相手に歩み寄る努力はそう難しいことではありません。

SNSの事件でも「なんでそんなことをしたのかな?」と考える余裕や、聞いてあげる優しさがあったならば「誹謗中傷」までにはならなかったのではと思います。

 

みんな同じ人間です。

そして同じ仕事をしている同士でもあります。

 

まずは自分から変わってみませんか?

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