東京や千葉などで 「あい・あい保育園」27カ所を運営するグローバルブリッヂ(東京・墨田)は8月、墨田区内の認可保育所で乳幼児突然死症候群(SIDS)の予兆を察知する見守りロボットを試験導入する。
群馬大学との共同開発で、布団の下に専用パッドを敷き、センサーで感知した肺の動きを解析。
昼寝中の子どもの肺を1秒間に4回チェックし、異変を感知する。
ロボットは園内に置き、異変があると一部が点滅したり、パソコンなどに警告表示が出たりする。
厚生労働省は0歳児では5分ごとの呼吸チェックを推奨しているが、人間の目視などには限界もある。
貞松成社長は「ロボット導入で見守りの精度が高まる」と期待する。
試験導入の結果を検証し、来春から導入施設を順次増やす方針だ。
(『日本経済新聞』2017.6.29朝刊)