コロナが蔓延している今、保育士の皆さんは毎日マスクをされている事と思います。
暑い中でマスクをする事はとても息苦しいですよね。
熱中症が怖い季節、皆さんはどんな工夫をしていますか。
今回は夏のマスクについて考えます。
○マスクにハッカ油を吹きつける
ハッカは皆さんご存知のようにスースーするミントのことです。
虫よけに使ったり汗を抑えたりするのによく使われます。これをマスクに使うとスースーして快適に過ごせるというものです。
ハッカ油を使って作ることができます。
材料は4つ。
・ハッカ油(数滴)
・水
・無水エタノール
・スプレー容器
ハッカ油を無水エタノールと混ぜ、さらに水を入れれば完成です。
作り方を調べると、水は水道水でいいという場合と精製水がいいという場合があります。
(精製水は水道水からカルキなどの不純物を取り除いたものですが、長持ちしません)
また無水エタノールは、油が水と混ざりにくいために使用する物ですが、使うたびによく振って混ぜ合わせれば使わなくとも良いというものもありました。
量や作り方はぜひご自分で調べてみてください。
いろいろな方法が出ていますが、自己責任でお願いします。
また子供への影響はわかりませんので、つけすぎに注意してください。
(猫にはよくないという書き込みを見たことがあります)
◯冷感マスクを使う
暑さ対策の為の冷感マスクが多く売られる様になりました。
水着素材で作られていたり、保冷剤が入れられる物もあります。
ネットでも店舗でもよく見かけますが、難点は衛生商品なので試着ができないことですね。
つけてみたら息苦しかったり、逆にフィルターがなく息が漏れてしまったりすることもあるかもしれません。
なかなかぴったりの商品に出会えないかもしれませんね。
また、「冷たい感じがする」だけで、熱中症対策にはならないと思われます。
しかし不織布マスクが汗でベタベタするよりは快適に仕事ができるかもしれません。
◯適宜マスクを外す
マスクをしていて心配なのは「熱中症」ですね。
マスクをしていると呼吸が浅くなる為、酸欠状態になりやすくなります。
脳にしっかりと酸素が行き渡らなくなる為ですね。
そんな状態で気温や体温が上がってくると、一気に体調が悪くなり倒れてしまいます。
またマスクをしていると口中がいつも湿っている為、喉の乾きを感じにくく水分補給が遅れがちになります。
様々な要因が重なっていつもの夏よりも熱中症になりやすくなるのですね。
解決策は「マスクを外して水分を補給する」こと以外にはありません。
しかし私たちの仕事柄、簡単にマスクを外すことができません。
どんな場面でマスクを取ることができるかを、考えておきましょう。
・出勤時人が少ない道では外す
・保育室に出向く前のロッカールームなどでは人との距離をとり外す。外した時は話をしない。
・水道で手を洗う時などに外して深呼吸する。うがいもする。また、水分を補給する。
・トイレに行く時など子どもから離れる時はできるだけ外す。
・昼休憩時は人との距離をとり外す。または一人になれる場所でマスクを取り、深呼吸する。
面倒なことですが、できるだけ新鮮な空気を取り込んで、さらにそのタイミングで水分を補給しましょう。
子どもへのケアはしっかりできていても、保育士自身のケアは後回しになってしまいがちです。
保育士が倒れてしまったら困るのは子どもたちです。
しっかりと体調管理しましょう。
◯園全体で共通認識を持つ
「あの先生だけマスクを外している」という問題にならないためにも、園全体で共通認識を持ちましょう。
マスクをする意味と同時にマスクをすることの危険性も話し合い、声を掛け合うことでマスクを外す時間を確保しましょう。
毎年猛暑と言われる夏です。
さらにコロナ のためにいつもと違う夏です。
どうか元気に保育をしてくださいね。