他の保育園に転職した方が良いのかな…
人間関係、給与、残業などが原因で、その様に思う保育士の方は多いのではないでしょうか。
女性特有の人間関係に疲れ、給与は安いのに残業は多い。そんな職場ではきっと精神的にも肉体的にも疲れてしまいますよね。
保育士の仕事が大好きなのに、働く環境についての悩みが絶えないという方、真剣に他の保育園への転職を考えてみませんか。
他の保育園を見てみると、あなたの知らない働きやすい環境があることに驚くはずです。
この記事では、保育士の方が別の保育園に転職をするための3つのステップをご紹介していきます。1つ1つのステップをしっかりとこなしていけば、ご自身の理想が明確になり
希望とする職場への転職が実現出来るはずです。
転職するまでは決して簡単な道のりではないですが、転職を成功させるためにはどの様な手順で進めれば良いか、一緒に見ていきましょう。
目次
1.転職したい理由を考える
今の職場のどこに不満があり、なぜ転職をしたいのか理由を考えてみましょう。
理由を漠然とさせたままでは理想としている職場への転職は出来ません。
次の職場ではどの様なことを叶えたいのかを明確にするためにも、出来るだけ具体的に転職をしたい理由を考えてみましょう。
ここでは、保育士が転職したいと考える理由の代表的なものをご紹介していきます。
こんな理由で転職したいと思うのはおかしいのかな?と悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。
1-1.人間関係が悪い
保育士は女性が多い職業です。女性の職場ならではの陰湿な陰口・上下関係などの人間関係に悩む方が多く、他の園へ転職したいと思う理由の1つとなっています。
子どもと関わる仕事がしたいと思って保育士になったものの、先輩保育士の厳しい目線が怖くて思い通りの保育が出来なくなってしまったり、職場に行くのも辛くなってしまうという方もいる様です。
また、人間関係の悩みの種になるのは職場にいる保育士だけではありません。
保護者の方との折り合いが上手くいかないというパターンもあるのです。
大事な子どもを自分の目の届かない場所に預けなくてはいけないので、保護者が過剰に子どものことを心配するのは仕方のないことですが、園の教育方針などに事細かにクレームをつける保護者は少なくありません。保護者とは長く付き合わなければいけませんので、保護者との人間関係に頭を悩ませてしまう保育士の方も多い様です。
1-2.給与が安い
長く働き続けるために、大きなモチベーションの1つとなるのが給与ですよね。
しかし保育士の平均年収は317万円で、決して給与が高いと言えないのが現状です。
一日中子どもから目が離せないので休憩がなかなか取れない、サービス残業や仕事の持ち帰りは当たり前、という肉体的にも精神的にも辛い保育士のお仕事ですが、その割には給与が安いため、割に合わないという理由から転職を考える保育士は少なくありません。
1-3.仕事量・残業が多い
保育士の大きな悩みの種の1つとなるのが、仕事量・残業の多さです。
1年に何度もある行事の準備、保育計画の作成、職員会議など、やるべきことは毎日山積みなのに、日中は子どもにずっと付きっきりで勤務時間中にはほとんど仕事が進まない…
これはどの保育士さんでも直面したことがある悩みではないでしょうか。
勤務時間中に仕事が進まないということは、勤務時間外で残業をするか、家に持ち帰って
仕事を片付けるかということになります。
毎日朝から夜遅くまでへとへとになるまで働かなければいけないのに、休みの日まで家で仕事となると、プライベートな時間はとてもではないですが取れないですよね。
四六時中仕事のことばかりを考えなければいけないというのでは、いくら保育士の仕事が大好きでも、誰しも辛くなってしまうと思います。
この様な理由から、仕事量・残業の多さも保育士が転職を考える要因の1つとして多く挙げられます。
1-4.勤務地が家から遠い
保育士は朝から夜まで、場合によっては休みの日まで仕事に追われる職業だと言えますが、その様な生活を送る中で大きなネックとなるのが、勤務地が家から遠いケースです。
ただでさえ仕事で疲れているのに、仕事が終わってから家までの道のりが長く、更には勤務地まで遠いために朝早く起きなければいけないとなると、精神的にも肉体的にも疲労が溜まってしまいますよね。
どこに住むかということは仕事とは直接関係のないことですが、保育士の仕事のハードさを考えれば、勤務地が家から遠いということは転職を考える十分な理由になりますね。
1-5.雇用形態に不満がある
保育士の雇用形態は、正社員と、パート・アルバイトなどの非正社員とに分かれます。
早朝・夜間保育などのニーズの増加に伴い、正社員では対応しきれない部分を補うために短時間パートなど非正社員を雇う保育園が増えました。全国保育協議会の調査によると、非正規雇用で働く保育士は全体の45.6%と、半数近くにものぼります。
非正社員の保育士の場合、サービス残業や仕事の持ち帰りをするといったことは少ない反面、担任や役職に就けないため責任のある仕事は任せてもらえず、毎日違うクラスに回されたり、子どもの保育ではなく雑用や事務作業をひたすらしなければいけないといった悩みを持つ方が多い様です。
また、正社員と比較すると給料は少なく、昇給や賞与が望めない、人員の削減の対象になりやすい、といったデメリットもあります。
子どもの保育がしたいと思って非正社員として働き始めたにも関わらず、保育とは関係の無い仕事ばかりさせられて給与が少ないとなれば、何の為に働いているのか分からなくなってしまいますね。
2.転職をする際の譲れない条件を考える
第1章では、なぜ転職をしたいのかという理由について考えてきましたが、あなたの悩みに当てはまる項目はありましたでしょうか。
ここからは、転職にあたり自分が譲れない条件と、その条件を叶える為にはどの様なポイントを押さえれば良いか考えていきたいと思います。
理想を挙げればキリが無いのですが、あれもこれもと欲張るのではなく、これだけは譲れないという条件を自分の中で持っておくことは、希望通りの転職をするために重要なことです。
そしてその条件を叶えるためにはどの様なポイントを押さえれば良いのでしょうか。
順番にみていきましょう。
2-1.人間関係・職場の雰囲気
女性の割合が多いという職業柄、職場の人間関係が複雑になってしまうのは仕方がないことですが、出来れば人間関係が上手くいっている職場・雰囲気の良い職場で働きやすいですよね。
人間関係や職場の雰囲気が良いことが転職先の絶対条件という場合、どの様な見極め方法があるのでしょうか。ご紹介していきましょう。
- 求人を頻繁に出している保育園には注意する
頻繁に求人を出している=離職率が高く、常に人が足りていないということになります。
その様な保育園の場合、人間関係・職場の雰囲気が悪いだけでなく、人が足りていない
ため1人あたりの仕事量が増え、残業や仕事の持ち帰りが多いという可能性も考えられ
ます。 - 保育園の見学に行って、(雰囲気を)自分の目で見る
百聞は一見に如かずです。転職したいと思う保育園で職場見学が可能な場合は、ぜひ
一度行ってみましょう。保育士の経験がある方なら、実際の保育園の雰囲気、保育士同士のやり取り、保育士の
子どもとの接し方、保護者との接し方を見れば、その保育園の人間関係が上手くいって
いるかどうかは見て取れるはずです。
また、職場見学をする際の保育園側の担当者は、将来自分の上司になる可能性が高いで
しょう。今後その上司と一緒に働いていきたいと思えるか、というのも重要なポイントに
なります。 - 転職サイトの担当者に保育園の様子を聞いてみる
転職サイトを利用する場合は、担当のコンサルタントに保育園の様子を聞いてみると
いうのも手段の1つです。
転職サイトの担当者は、数ある求人の中から求職者にマッチする保育園の紹介を行う
わけですから、それぞれの保育園に関するデータも把握していなければいけません。
色々な保育園の情報を把握しているコンサルタントに聞いてみるというのは有効な手段
の1つと言えるでしょう。
2-2.給与・福利厚生
次に、給与・福利厚生を重要視する場合、基本給を確認する以外にどの様な点を押さえれば良いかご紹介します。
- 賞与がある求人を探す
給与と聞くと、基本給ばかりに目が行っていませんか。
基本給だけでなく賞与が支払われることを条件にして求人を探すと、年収アップに繋
げることが出来ますよ。また賞与が何か月分支払われるかということに注目すれば更に
年収を上げることが出来ますので、求人を探す際の参考にしてみて下さい。 - 社宅・住宅手当がある求人を探す
一人暮らしをしている方にとっては、家賃の支払いは大きな負担となりますよね。
ぜひ、社宅・住宅手当有を条件に求人を探してみて下さい。社宅に安い家賃で住むことが
出来る、もしくは家賃が何割か負担されるだけで随分と家計の助けになるはずです。
当然ですが、基本給は同じ求人でも、社宅・住宅手当がある求人の方が手元に残るお金は
多くなります。一人暮らしをしている方はぜひ検討してみて下さい。
2-3.勤務時間・休日
保育士といえば、サービス残業・仕事の持ち帰りが多い職業というイメージはどうしても
拭えませんよね。しかし、求人検索をして頂くとその様な職場ばかりではないということがよく分かるはずです。そうです、残業少なめ・土日祝休みという夢の様な求人はあるんです。
どの様な点に注目して求人を見ていけば良いかご紹介していきます。
- ずばり「残業少なめ」求人を探す
保育士不足が騒がれている昨今、保育士の労働環境も見直されてきています。
保育士の労働環境改善=離職率の低下に繋がるという動きになってきていますから、
「残業は当たり前」という考えも当たり前ではなくなってきているのです。
まずはあなたの頭の中で「残業は当たり前」という考えを一度消して、残業少なめの
求人を探してみて下さい。その数が意外にも多いことに驚くと思いますよ。 - 週休2日制・完全週休2日制の違いを理解する
この2つの違い、理解していますか?土日休みが良いから週休2日制求人を探そうと
しているあなた、間違っています。
「週休2日制」は、月に1回以上、必ず週2日の休みがあるということを表します。
しかしそれ以外の週は1日のみの休み、ということになります。つまり毎週2日必ず休
みがあるという訳ではありません。
一方、「完全週休2日制」は、毎週2日の休みがあることを表します。
週休2日・完全週休2日では全く意味合いが違うことが分かりますね。
いずれにしても、どの曜日が休みになるかは企業、雇用主によって変わります。もし土日
休みを希望しているのであれば、「完全週休2日制(土・日曜休み)」と表記してある求人
を探しましょう。祝祭日も休みの対象になるかどうかも企業、雇用主によって変わります
ので、もし祝日休みを希望する場合はこちらも合せて確認しましょう。
2-4.勤務地
家と勤務地の距離が遠いと、プライベートに割くことの出来る時間が少なくなってしまい
ます。仕事・プライベートのバランスを上手く保つために重要になってくる「勤務地」を重視して求人を選ぶ際、押さえたい点についてご紹介していきます。
- 最寄り駅からの距離を確認する
家と勤務地の距離は割と近いと思っても、勤務地の最寄り駅から勤務地までの距離が
遠いと結構な時間のロスになってしまいます。駅名で求人を探して希望のものがあった
場合、その駅から徒歩何分かかるのかをきちんと確認する様に気を付けましょう。 - マイカー通勤OKか確認する
日常的に車を使う方にとってはマイカー通勤も当然の様にOKだと思ってしまうことが
あります。しかし、いざ働いてみるとマイカー通勤はNGだった、なんていう可能性も
大いにあるのです。いつも車を使う方が電車などで通勤するのは予想以上にストレスに
なりますし、マイカー通勤のつもりで選んだ職場は他の通勤方法だと通勤時間か長く
なってしまうこともあります。必ず事前に確認を取る様にしましょう。
2-5.雇用形態
正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトという様に、保育士の仕事には様々な雇用形態が存在します。生活スタイルに合わせて雇用形態を選んだり、仕事をする上で何を重要視するかという観点から雇用形態を選択することが可能です。
あなたの希望とする働き方にはどの雇用形態が合っているのかを見るために、各雇用形態のメリット・デメリットを確認していきましょう。
3.転職活動の流れを把握する
転職をしたい理由、転職に譲れない条件を明確にした後は、いよいよ転職活動を具体的に進めていきます。まず何から始めれば良いかという所から退職まで、順番に見ていきましょう。
3-1.求人情報を収集する
1章・2章で考えたポイントを元に、求人情報を収集しましょう。
理想的な転職のためには、納得のいくまで、出来るだけ多くの求人を見ることが重要に
なってきますが、求人情報は何を使って集めれば良いのでしょうか。
5つのパターンをご紹介していきます。
- 保育士転職サイトに登録する
どの業種でも、求人情報を見る時に主流になっているのはこの方法ではないでしょうか。
インターネットで「保育士 転職」といったワードで検索すると、転職サイトが複数出て
くるはずです。コレだというサイトを決めてからは長く付き合うことになりますので、
求人数だけでなく、サイトの見やすさ・使いやすさも確認しながら自分に合ったサイトを
見つけましょう。 - 保育園のHPを見る
既に気になる保育園がある場合は、その保育園のHPを見てみましょう。
求人情報だけでなく、園の教育方針などの情報も書かれているはずです。また、園の行事
予定が書いてある場合もありますから、準備などどの位の仕事が発生するかある程度予
想をすることが出来ます。自分の希望条件と照らし合わせながら、じっくりと検討しまし
ょう。 - ハローワークで探す
近くにあるハローワークで実際に求人情報を見てみましょう。
しかし、ハローワークで見ることの出来るその保育園に関する情報というのはごく一部
ですから、自分で保育園のHPを見てみるといったプラスαの情報収集も必要です。 - 母校で探す
保育士不足の今、保育関係の学校にはたくさんの求人が来ています。
自分が通っていた学校に行って、求人票を見てみるというのも有効な手段です。また、お
世話になった先生がまだ在籍しているのであれば、転職の相談をしてみるのも良いで
しょう。 - 保育士の知り合いに紹介してもらう
知り合いが働いている保育園で募集をしている様でしたら、紹介してもらうのも良い手
段です。知り合いから保育園に関する情報を収集することが出来ますし、保育園側も事前
にどの様な人なのかという情報を職員から聞くことが出来るメリットがあります。
3-2.応募書類を作成する
応募してみたいという求人を見つけられた後は、いよいよ応募書類の準備です。
順番に見ていきましょう。
- 志望動機・自己PRを整理する
応募書類の要となるのが、志望動機・自己PRです。
いきなり履歴書に書くのではなく、考えをまとめてから記入しましょう。- ■志望動機
1章・2章でご紹介した通り、なぜ前職を辞めたいと思ったのか、また次の職場では
どの様なことを実現させたいのかということについて考えることが出来ていれば、
転職についての軸がしっかりと出来ているはずです。その内容を元に志望動機を
考えていきましょう。志望動機については、こちらの記事<志望動機の記事にリンク>で詳しくご紹介してい
ます。ぜひご参考にしてみて下さい。 - ■自己PR
次に、自己PRの書き方についてご紹介していきます。そんなにPRすることがない…と悩んでしまいがちですが、あなたが今まで経験して
きたこと、どの様な考えで保育を行ってきたかということを振り返ると、意外と
アピールポイントは見つかるものですよ。3つのポイントから過去を振り返り、アピールポイントを探していきましょう。- 今までの経験・実績を振り返る
今までしてきた仕事の中で、成功した経験・実績を思い出してみましょう。
「どの様な状況の中で、どの様なプロセスを踏み、どの様な行動をしたら成功する
ことが出来た」という過程をまとめます。以下の点を振り返り、PRを考えてみま
しょう。- 成功した、成果を上げることが出来た経験
- 嬉しいと感じた体験
- 夢中になれた仕事
- スキル・資格を振り返る
前職で培ったスキルやアピール出来そうな資格がないか振り返ってみましょう。
その際、なぜそのスキルや資格を身に着けようと思ったかが大切です。
例えば、単にピアノの練習を頑張ったということだけではなく、「お遊戯の時間を
より充実させるためにピアノのスキルを磨いた」といったPRの仕方が有効です。
以下の点を振り返り、PRを考えてみましょう。- 仕事をする中で苦労してやり遂げたこと
- 資格を取った場合、なぜその資格を取ろうと思ったか
- その資格を仕事の中でどの様に活かしたいと思っているか
- 意欲・人間性をアピールする
意欲といっても、ただやる気があることを伝えれば良いというものではありま
せん。新しい業務にチャレンジするためにこの様な姿勢で取り組んできた、同僚と
のチームワークを良くするためにこの様なことを行った、という様に意欲・人間性
が分かる過去の経験をPRに交えることが重要です。
以下の点を振り返り、PRを考えてみましょう。- どの様なポリシーを持って仕事に取り組んできたか
- 周囲からどの様な人だと言われるか
- 今まで経験した中で一番大変だったことは?
- 履歴書・職務経歴書を作成する
志望動機・自己PRをまとめることが出来たら、次は応募書類の作成に入りましょう。
特別な指定が無い限り、履歴書・職務経歴書の2つを用意するのが一般的です。
下記の点に注意し、書類の作成を進めましょう。- 丁寧な字で書く
- 誤字、脱字に注意し、略字は使わない
- 入学・卒業、入社・退社などの年月を正確に記入する
- 応募先が求めている人物像を意識しながら書く
- 写真は好印象を与える表情、服装のものを使う
- 今までの経験・実績を振り返る
- ■志望動機
3-3.面接を受ける
応募書類が通過したら次は面接です。
面接官との対話は非常に緊張しますが、緊張しながらでもベストを尽くせる様、面接に関する最低限の知識をつけて臨みましょう。
- 面接の流れ
- ■訪問~面接まで
まずは面接地への訪問からです。訪問から面接が始まっているという心づもりで行き
ましょう。訪問する時間は早すぎても遅すぎても迷惑になります。約束の5分前に訪
問するのが良いでしょう。
受付時や、面接場所で待機している時なども面接中のつもりで行動します。園内の方へ
の挨拶もしっかりと行いましょう。 - ■面接開始~自己紹介・前職についての質問
面接が開始したら緊張が最高潮になるかと思いますが、明るくはきはきと・簡潔な話し
方をするということだけは意識しましょう。
面接の最初の質問として、まずは自己紹介・前職についての説明を求められることが多
いです。アピールしたい気持ちが先立ってあれもこれも言ってしまう気持ちになるか
もしれませんが、「簡潔な説明」が重要です。明るくはきはきと、手短にまとめましょ
う。 - ■転職理由・志望動機についての質問
一通り自分についての紹介が終わった後に多い質問は、転職理由・志望動機についてで
す。ここでも焦ることなく簡潔に分かりやすい説明を心掛けましょう。
1つ注意したいのが、転職理由の説明がネガティブな内容になってしまうことです。
何を実現したくて転職に至ったのか、なぜそれが応募先の保育園で出来ると考えた
のかを伝えましょう。 - ■諸条件について
一通り質問が終わった後は、給与・勤務時間などの諸条件に関する質問に移ることが
あります。この場合素直に自分の希望を言うことが大切ですが、単なるわがままになら
ない様、その根拠もしっかりと伝えることが出来る様準備をしておきます。 - ■保育園に対する質問~面接終了
面接の最後には、「何か質問はありますか」と聞かれることがほとんどです。
事前に聞きたかったことがある場合はこの時間に質問をしましょう。また、面接中に
不明点が生じた場合にも質問をしましょう。応募への意欲を示すためにも、質問は必ず
行いましょう。面接が終わったら、貴重な時間を割いて頂いたことへの感謝をお伝えし、面接地をあと
にしましょう。そこで気を緩めてしまうのではなく、家に帰るまでが面接だと思って
帰宅しましょう。面接地の近くで大声で電話をしたり、ぷかぷかと煙草を吸うなどは
もってのほかです。どこで保育園の方に会っても良い行動を心掛けましょう。
- ■訪問~面接まで
- 面接時のマナー
いざ面接が始まると、緊張してしまって頭が真っ白…というのは仕方のないことで
す。そんな中でも事前にきちんとしたマナーを知っておけば、不安要素は少なくなりま
すね。面接時の最低限のマナーについておさらいしておきましょう。- スーツのしわや汚れは論外。事前にクリーニングに出しておく
- 携帯電話の電源は切っておく
- 万全の体調で臨める様、睡眠はしっかりと
- 訪問~帰宅までが面接と心得る。
- 面接中は、明るくはきはきと。面接官の目をしっかり見て話す。
- 着席時の姿勢を意識。猫背や足組みの癖に注意する。
- 謙譲語、尊敬語などの言葉遣いに注意。盛り上がってもフランクになりすぎない。
3-4.退職の流れと注意点
晴れて内定を得ることが出来たら、円満退職をするための流れを把握しましょう。
次の職場で気持ちよく働き始めるためにも、「最後まで抜かりなく」が重要です。
一般的に、退職の流れは下記の様になります。注意点と合わせて確認していきましょう。
- ■退職の意思表示、退職日の相談
- 退職希望日の2ヶ月前には意思表示をする
- 退職希望日は繁忙期を避ける
- 退職希望を伝えるのはまずは直属の上司から
↓
- ■退職願の提出
- 会社規則に従い、退職願いを提出する(フォーマットがある場合も)
↓
- ■仕事の引継ぎ
- 退職日3日前までには引継ぎが完了する様、スケジュールを作る
- 引継ぎ書類は細かく、分かりやすく
- 退職後の業務上トラブルに備えて、後任者と上司に連絡先を伝える
↓
- ■退職
- 職場の方への感謝を伝える
- お菓子や簡単なプレゼントなどお礼の品を用意するとベター
まとめ
保育士の転職活動についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。
転職活動にあたり重要なことは、きちんと下準備を行うことです。
今までに経験した仕事内容・仕事をする中で感じたことなど、ご自身の考えをご紹介した手順に沿ってしっかりとまとめて頂ければ、どの保育園が自分と合っていて、そこに転職するためには何をアピールすれば良いかが自然と分かってくるはずです。
あなたの理想とする保育園に転職出来ることをお祈りしております。