マスクで隠れた笑顔


コロナ禍での保育は、今まで経験がないことの連続で大変苦労されていることと思います。

今回の話は何一つ「正解」がわからない話です。

皆さんに考えていただきたくて、テーマに選びました。

それは【マスクで隠れてしまう表情】についてです。

ぜひ私と一緒に考えてください。

 

◯コロナ予防で外せないマスク

コロナの予防に欠かせないマスク。皆さんも毎日マスクをしていることと思います。

街でも店の入り口でマスク着用をお願いする張り紙を目にしますし、周りをみてもマスクをしていない人はほとんどいません。

政府や専門家たちも「マスクをして予防をしてください」と訴えています。

 

マスクは口や鼻から飛沫が飛ぶことを防ぎ、万が一コロナに感染していたとしてウィルスが広がる事を最小限に抑えられるものです。

 

感染した人が出た時にも、マスクはしていたのか?店であればマスク着用をお願いしていたのかという点が注目されます。マスク、イコール予防の最善策という図式があります。

当然保育士もマスクをして保育をします。

 

でもそこに「弊害」はないのでしょうか?

 

○見えない笑顔

マスクは顔の半分を覆ってしまいます。子どもたちは保育士の表情が見えているでしょうか?

幼児クラスの子たちに何かを伝える時に、冷たい印象を与えてはいませんか?

 

鏡の前で自分のマスクをした顔をじっくり観察してみて下さい。

思い切り笑顔を作ったとしても、やはり口元が隠れていては半分の気持ちしか表せていないような気がします。

 

そして乳児クラスではもっと深刻な事が起きているのではないでしょうか。

 

○表情のキャッチボールは出来ていますか?

生後2ヶ月くらいの赤ちゃんでも、大人の顔真似ができます。

赤ちゃんが落ち着いている時に、「べー」と舌をだしたりひっこめたりしていると同じように舌を出します。

おちょぼ口をしてみせるとやはりおちょぼ口になります。

赤ちゃんは目の前の顔の表情を読み取る事ができます。

大人の表情を真似するをし、さらにそれに大人が反応してくれることで、さらにその顔を真似する・・・

そんなやり取りを通してコミュニケーションの幅を広げていきます。

 

新生児の生理的微笑も、その赤ちゃんの微笑みを見て大人が笑い、さらにその顔を見て赤ちゃんが笑う。

そんなための反射なのだと思います。

 

二人の間で表情のキャッチボールが成長のために欠かせないやりとりになるのです。

 

では、マスクをしている時に、そのやり取りはどうなってしまうのでしょうか?

 

◯目だけでは語れない

「目は口程にものを言う」と言いますが、子供との関わりにおいてそれだけではなかなか通用しないかもしれません。

目と目を見つめ合うのは1番大切な事ですが、子供に接する時は「表情」がとても重要だからです。

先にお話した「表情を真似する」本能は、「表情から読み取る力がある」という事になります。

顔の半分がマスクで覆われていては、表情の半分しか見えないことになります。

 

伝わる気持ちも「半分」なってしまわないでしょうか?

 

私にはまだわからないことですが、皆さんはどの様に感じていますか?

 

◯声が聞き取りにくい

表情が見えにくいと同時に声も聞き取りにくくなっています。

因果関係は分かりませんが「クラスの子たちの発語が遅い様に感じる」と言う相談も聞いたことがあります。

大きい声だからよく聞こえていいというわけではありませんが、マスクを通した声はくぐもって聞こえてしまうため、伝わりにくいと考えられます。

口が動くのも見えなくなってしまうので、マスクの向こうからよくわからない声が聞こえてくるだけの瞬間もあるかもしれません。

 

皆さんの園の子供たちの言葉の発達に問題はありませんか?

特に二語文が出始める時期の子供たちは、言葉をたくさん獲得しているでしょうか?

 

◯今後を見据えて対策を!!

今回のテーマは私自身答えが見つかっていません。

透明なフェイスガードなら解決するのか、いやいやフェイスガードではコロナの感染防止にはならないとなるのか。

乳児相手ならマスクはいらないのか、いやいやマスクをしないなんてクラスターが起きたらどうするの?となるのか・・・

 

コロナ自体も変異して移りやすくなっているとも言われています。

 

命を守ること、発達・成長を保証すること。

どちらも私たちの大切な仕事です。

 

考え続けていきましょう。

そして実行していってください。

私も勉強していきますね。

 

 

保育士の求人
保育士の求人