いま、保育業界で大きな話題となっている待機児童問題。
東京都台東区は、区内の待機児童数が2016年4月1日現在で240人になったと発表しました。
1年前と比べると70人増えたことになります。
2015年と比べて保育定員を177人増大していましたが、保育希望者の増加に追いつけなかったようです。
これを受けて台東区では、待機児童の解消に向けて、2017年4月までに保育定員を200人以上、増設することを目指しています。
2016年度は6月に小規模保育施設を開設したほか、認可保育所を2ヶ所開設する予定です。
0歳から2歳までの乳幼児の受け入れ枠を増やすために、小規模保育施設の整備も急いでいます。
今回の公表を受けて、東京23区の待機児童数は合計55987人となり、昨年より596人増えました。
待機児童解消に向けて、保育定員の増大が急ピッチで求められています。
参考:2016年6月17日 日経新聞朝刊