東京都では待機児童解消を推進していくためのシンボルとして、都庁内に保育所を開くことを目指してきました。
そしてこのほど、都議会議事堂1階南側に新しく保育園を開設します。
名称は「とちょう保育園」で2016年10月1日に開園する予定です。
この保育園では、毎日フルタイムで働く親の子どもだけでなく、パートなどで働いている親の子を一定期間預かる「定期利用保育」も受け付けます。
これに伴い、定期利用保育の利用者募集も始めました。
対象となるのは生後6ヶ月から小学校就学前までの子どもで、祝日と年末年始を除いた平日の午前8時半から午後6時まで、1日8時間以内で預かります。
園児定員48人のうち、24人が新宿区民に開放する地域枠で、残り24人が近隣企業の社員や都職員の従業員枠となっています。
フルタイム勤務者は午前7時から午後10時まで子どもを預けられます。
こうして都が中心となって保育園を開設することは、待機児童問題の解消に向けて着実な一歩となりますね。
参考:2016年9月2日日経新聞朝刊