音楽指導困ってませんか?

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園によっては、年間を通して音楽指導をするところもあれば、行事に向けてのみ指導するところもあるでしょう。子どもたちは音楽が大好きですが、いざお母さんお父さんの前で発表するといったシチュエーションや、決まった音楽を数ヶ月練習するなどが苦手な子どももいますよね。先生もクラスをまとめなければいけないと思い、必死になってしまってついつい音楽の楽しさを通り越して指導に熱中しすぎることもあるでしょう。そのようなことがないように日頃から行事に向けて積み重ねておけば、楽しさと一緒に指導ができます。今回は、音楽指導のために日頃からできる保育アイディアをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 日頃からクラスの中で音楽をかけましょう

これは基本的なことですが、日頃から音楽に親しむことは大切なことです。子どもの歌でなくても、流行りの歌、先生が好きな歌をかけてもいいでしょう。子どもが鼻歌で歌えるくらいになるまで同じ曲をかけてあげてください。また、行事を見越してみんなで合唱・合奏する音楽は保育の中でさりげなくかけておくと指導もスムーズです。秋に発表会があるとすれば、夏休み前くらいからお部屋でかけてあげると良いかもしれませんね。

 

 音階がある楽器をする場合

鍵盤ハーモニカや木琴、鉄琴などドレミの音階がある音楽を演奏する場合、皆さんはどのように覚えさせていますか?日頃から、ピアノなどをやっている子どもは得意かもしれませんがそうでない子はなかなか覚えるのにも苦労しますよね。そんな場合は、前記したように演奏する曲を前もってかけて耳慣らしておくことが一番大切です。その上で、音階(ドレミ)で歌を歌ってみましょう。歌詞のある曲であれば歌詞を先に覚えさせてあげる方が良いですが、そうでない場合は音階で歌うことでその曲を親しめるようになります。はじめは間違っていても構いません。ピアノの音やCDに合わせて、先生がさりげなく歌ってあげれば真似する子どもは必ず出てきます。音階で口ずさめるようになれば、鍵盤を覚えるときもスムーズに覚えられます。子どもは覚えも早いですが、一度に鍵盤の位置と音階を覚えるのは少しハードです。一づつ、クリアするように時間をかけてあげることが大切です。

 

 リズム遊び

リトミック遊びはどこの園でもやっているかもしれませんが、これも音楽指導にはとても良い練習になります。特に、タンブリンやカスタネット、太鼓など打楽器を使用する場合、リズム感は大切ですよね。リズム感と運動感覚は関連していますから、しっかり体を使ってリズム遊びできる子どもは、音楽も好きかもしれません。初めは、動物の足音(ぴょんぴょん、のしのし、タカタカ)などでリズムのイメージをつかませると、音楽指導の際に音の速さの認識を子どもと共有することが可能になります。

例えば、人間の歩くリズムは四分音符、象のリズムは二分音符、うさぎのリズムはスタッカートなど、絵カードを見せたりしながら体全体でリズムが取れるようになると楽しいですよ。

 

 歌の歌いかた

子どもの合唱は、もう歌っているだけで可愛いなんて思ってしまいますね。時には、大きな声で歌っていればOKというような園もあると思います。しかし、少し大きい年になると感情を込めたり、声の大小を楽しんで歌えるようになるので、指導してあげても良いかもしれません。子どもの声も、急に綺麗な声で歌うように指導してもすぐに歌えるようにはなれませんので、日頃の生活の歌からさりげなく練習すると良いでしょう。時々、発声練習をさせる園もありますが、子どもが楽しんでいないようであればやる必要はありません。生活の歌で十分に練習できます。

ポイントは、歌選びの際にバラード風、パワフルな歌、強弱が多い歌などを日頃から満遍なく選ぶことです。歌詞の意味をしっかり理解させて歌わせると自然と雰囲気に合わせた声を出すようになります。例えば、綺麗な声の練習の時は「にじ」、力強い声の練習の時は「歌えバンバン」、強弱のある歌は「朝ごはんマーチ」や「小さい秋見つけた」などが歌いやすでしょう。

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