コロナ対策のため保育園も登園人数が減り、自宅で仕事をしていた人も多かったと思います。
緊急事態宣言が解除され、保育園も通常に戻ってきましたね。
休みが多くて身体は楽になりましたか?
仕事のストレスから少し離れて、元気になりましたか?
そう思い込むのは少し危ないかもしれません。
今回は「乱れてしまったリズム」について考えていきましょう。
◯いつもと違う毎日のせいで
コロナ対策で、少なからず「いつもと違う過ごし方」をした人は多いと思います。
登園人数が減ったので自宅で作業をしたり、出勤と休みが不規則になっていた人もいたことでしょう。
いつもと違う毎日を過ごすことで、実は心と体に負担をかけていることがあります。
私たちは毎日規則正しい時間で動いています。
土日はゆっくりしたとしても、それを含めて1週間単位で同じリズムを刻んでいます。
そのリズムが今回大幅に崩れてしまいました。
また外でリフレッシュする事も出来ませんでした。
どんな影響が出ているでしょうか。
・睡眠のリズムが乱れた
出勤をしない日は早起きする必要がなく、夜遅くまで起きていて朝起きられなかったということはありませんか?
いつも子どもや保護者に「リズムを整えて」などと言っていますが、それは簡単に崩れてしまうものだとわかります。
家にお子さんがいる方などは、一緒にお昼寝しちゃった・・・なんて方もいるかもしれません。
リズムが崩れたまま通常の仕事が始まると、体が重くだるく感じると思います。
これは時間をかけて戻していくしかありませんね。
・過食になった
「コロナ太り」という言葉が聞かれました。
外に出る機会が減り運動不足にもかかわらず、することがないのでついつい食べてしまったという方はいませんか。
いざ仕事に行くと、これまた体が重く感じるかもしれません。(現実的に体重が増えているのですから)
これは保育を続けていれば解消されますね。おやつのお菓子は控えめにしましょう。
・筋肉量が減った
家にいると座りっぱなしだったり、ゴロゴロしていたりと体を動かす機会が極端に減ります。
外出自粛だった毎日ですから、買い物に行く機会も減っていましたね。
その状態で保育に復活している方は、足腰が辛くなっているかもしれません。
私はよく入院をしますが、病気が治り退院をしてくるとまず足がフラフラしてしまいます。
それがわかっているので入院中は病棟内を歩く様にしているのですが、やはり毎回退院後は歩くことが難しくなります。
毎日体を動かすことがどれだけ大切かということは、筋肉がなくなって初めて気がつくものです。
皆さんも筋肉を大切に鍛えてください。
・仕事に行きたくなくなった
元々職場の人間関係に悩んでいた人は、このお休みは気持ちが休まる日々だったのではないでしょうか。
しかしまた日常は戻ってきます。
もしも胃が痛くなるほど嫌な気持ちが出てきてしまった人は、転職や退職を考える時なのかもしれません。
職場から少し離れることで、本当のじぶんの気持ちに気がつくこともあるものです。
逆に「早く仕事したい」と思えるのであれば、これからも元気に働けそうですね。
◯無理をしないこと
色々と変化してしまった心や体はすぐには元には戻りません。
「いつも通り!大丈夫」と言っている人ほど、気をつけてください。
ストレスは後から悪さをするからです。
休み中に開放的だった人は、仕事が始まった今ストレスがかかっている状態なはずです。
「ちょっとのストレスだし別に平気」ですか?
今感じていない部分にかかるストレスはもしかしたら数ヶ月後にその姿を現すかもしれません。
そうでなくとも、天候が崩れる梅雨であり、その先には暑い夏が待っています。
少しでも不調を感じたら、その声に耳を傾けてください。
辛かったら休んでください。
我慢は絶対禁物です。
今回のコロナ騒動で、体調が悪い時は「隠さない」「無理しない」「自分を過信しない」ということが盛んに言われました。
私の大好きなタレントも微熱があるからと番組を休んでいました。
電話で番組に出演しながら「元気です。でも微熱があったのでお休みをいただきます」と言っているのをみて、「本来こうあるべきだな」と心から思いました。
もちろんコロナかもしれないから微熱でも休めたのでしょうが、体調が悪い時は「隠さず・無理せず・大丈夫と思わず」をみんなが理解するべきだと思います。
いつもと違った日々からいつもの毎日に戻る今。
もう一度自分を大切にしてみましょう。