「イヤイヤ期」がやってきた!!


子どもの成長の中で訪れる「イヤイヤ期」。
両親や祖父母も巻き込んで、家族みんなが振り回される大変な時期です。

「イヤイヤ期」だから仕方ないよねー、では済まないほど疲れきっているお母さんもいます。
保育士だって例外ではありませんよね。

毎日の保育、「イヤイヤ」との向き合いで時間がかかったり、人手が取られたりします。
今まさに、悩んでいる方いませんか?

 

そもそもイヤイヤ期ってなに?

文字通り何に対しても「イヤ」と言う時期です。
年齢には個人差がありますが、2歳児~3歳児くらいに多く見られます。

赤ちゃんの頃は大人にお世話をされて快適に過ごし、全てを依存しています。
そこから成長していく過程で依存から抜け出して、自立しようとする時期がやってきます。

しかし「お母さん。ぼく今日から自立します」となるわけもなく、「依存」と「自立」を行きつ戻りつ繰り返します。
その時の心の葛藤が「イヤ」という態度や言葉で現れるのです。

 

子ども自身が大混乱の時期

「イヤ!自分でやる!」と宣言したからと言って、全てができるわけではありません。
また、本当に自分でやりたいわけではなかったりもします。

「自分でやりたい」「うまくできない」「やりたくない」「でもやりたい」「ママ勝手にやらないで」「でもできない」
のように心の中はまるで嵐のように感情が吹き荒れています。
かんしゃくを起こすのは、この感情の揺れがピークの時ですね。

 

揺れる気持ちを理解する

「もう、どうするのよ!」と、お母さんの方がキレてしまうこともありますね。
正直な話、保育士だって心の中で「あーもー」と愚痴りたくなる時があります。
そんなときは「あー、今心が揺れてるんだなー」と思うようにしています。

イメージとしては、大海原に漕ぎ出そうとしている小さな小さな船。
漕ぎ出したばかりは、波が打ち寄せてくるのですぐに押し戻されてしまう。
もう少し行けば波は穏やかになるのに、そのもうちょっとが進めない。
そうやって想像すると、そんな場面大人だって辛いですよね。

 

じゃあどう付き合っていくの?

心揺れてることを理解してもやっぱり対応に困ることに変わりはありません。
少しのコツが必要です。

 

・少し早めに次の行動を伝える

混乱の時期なので、「ほら。早く~~するよ」と突然言われると「イヤ」が強くなることがあります。
「○○が終わったら~~しようね」と、次にすることをさらっと知らせます。
年齢が少し高めのイヤイヤ期ならば、子どもの頭の中で予定が立って少し落ち着くかもしれません。
(あくまで、かも、です)

 

・大人は時間の余裕を作る

イヤイヤ期の一番の問題は、向き合う時間がない、ということではないでしょうか。
時間がたっぷりあれば子どもの気が済むまで付き合えますが、日々忙しい中では難しいですよね。
でも、あらかじめ「ここはイヤイヤがくるぞー」と予測してちょっぴりでも時間をとるようにすれば、少しイライラが減るのではないでしょうか。
(あくまで、少し、ですね)

 

・選んでいいよ

「着替えるよ」が「イヤ」な時は、「どっちのTシャツがいい?」と聞くのも効果的かもしれません。
それでも「イヤ」ときたら次の手です。
「先生青いの着ちゃおーっと」と嬉しそうにTシャツを手に取ります。
「だめー」と返ってきたら、「えー、じゃいいよー、はいどうぞ」と渡しましょう。
これはすごーくうまくいった時の例です。

 

・オウム返ししてみる

「やりなさい」「イヤ」「やりなさい」「イヤ」はエンドレスに続きます。
これを断ち切りたい時は、オウム返しをしてみることです。
「やりなさい」「イヤ」「イヤなの?」「イヤ」「やりたくないんだ」「・・・」

自分の気持ちを言葉にしてもらってひとまず「イヤ」の連呼が止まります。
そこから「じゃあ○○にする?」など別の提案ができるかもしれません。
エンドレス「イヤイヤ」よりは、少しは気持ちが楽かもしれません。

 

正解もゴールも見えない

ここまで読んで、「結局どうすればいいの?」と思いませんか?
そうです。
「イヤイヤ期」の対応に正解も裏技も特効薬もないからです。
その時期が終わるのを、ひたすら待つしかありません。

個人差があるので、いつ始まっていつ終わるのかもわからない上に、
対応もできないなんてこんなに辛い時期はありませんね。

でも子どもも辛い時なのです。
赤ちゃんから大きく成長するための試練の時期です。

 

最後はやっぱり

色々と考えてみましたが、最後に必要なのはやはりスキンシップだと思います。
子供と大人の戦いのような時間は心も身体も疲弊します。

ちょっと落ち着いた時に、ぎゅーっと抱きしめましょう。
「どんな自分だって愛されてる」という気持ちは、こんな時期だからこそ強く感じられる物だと思います。
(逆に「○○したら△△あげるから」と物で気を引くのは避けるべきです。)

 

声に出そう

親でも、保育士でも「イヤイヤ期」に振り回される辛さは、どんどん声に出していきましょう。
辛さを聞いてもらう、少しの間対応を変わってもらう、さらに「イヤイヤ期」だから仕方ないと周りにわかってもらうだけでも心が軽くなると思います。

特に疲れ切っているお母さんがいたら、褒めてあげてください。
「うまくいかない。どうしようもできない」と行き詰まっている時に
「大丈夫。それでいいんです。お母さんすごく頑張ってます」と言ってもらえるだけでも、心が軽くなると思いませんか?

「イヤイヤ期は成長の証」を合言葉に大変な時期を乗り越えて行きましょう。

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