子どもの自主性を伸ばそう

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毎日暑いですね。夏休みに入っている子も多い中で、保育士さんたちも少しは休暇が取れているでしょうか?

保育士さん自身のリフレッシュもとても大事!
いつも忙しくて、帰宅してもついクラスの子どものことを考えてしまったり、休み明けにクラスの壁に張る壁面や制作物を作らなくちゃ! と家でも仕事をしてしまったり……。
保育士になる人って、真面目で優しい性格の人が多い職業なのか、みんな働き者ですよね。

でも、せっかくのお休み。

休む時はゆっくり休んで、楽しいこともして、お盆明けの保育も笑顔で子どもたちをむかえてほしいなと思います。

子どもの自主性を伸ばすには

さて、今回は、子どもの自主性を伸ばすには、を考えていきたいと思います。

夏休中は、普段なかなか一緒に過ごせないパパママとべったり一緒にいたこともあり、お休み明けは泣きべそをかいて登園したり、離れたがらなかったりする場面も多くなるのではないでしょうか?
また幼児さんになると逆に「こんなことしたよ!」と思い出話でもりあがるかもしれませんね。

少しの間、夏休みの楽しい思い出を引きずりながらも、そのざわざわが落ち着くと、子どもがぐっと成長する時期に突入します。
そんな時、どのように保育士さんが関わるかによって、子どもの成長もまた変わってくるのではないかなと思います。

 

そんな時期に、保育士さんにぜひやってほしい、おすすめな子どもの見方があります。

言葉や行動を見守る

それは『見守る保育』の実践です。

これは、新生児さん以外のどの学年に対しても言えることです。
2学期は、保育の最大のイベント運動会などもあることから、どうしてもクラスの和や、全員が同じような成長をしてくれることに目を向けがちになってしまう時期でもあります。

しかし、そこはあえて、先生たちが主導権を取りすぎず、一人一人の子どもの言葉や、行動を注意深く見守ってみてください。
すると、子どもからの発信の多さにびっくりすると思います。
子どもは、基本は先生のことが大好きですが、自分の話をよく聞いてくれたり、自分のする行動に興味を示してくれたりすることにとても反応して、より心を開くようになります。

信頼関係をしっかり築いてからの保育は、一方的に伝える保育とは段違い。
子どもも人間なので、自分のことを理解してくれる人にはとても協力的になってくれるものです。

幼児クラスの場合

幼児クラスはさらに、そんな子どもの発信を拾って保育につなげたり、取り入れ、クラス全体で共有できるようになると、日々の保育に深みが出ます。
聞き出したり、引き出すというよりも、拾い上げる感覚で、子どもをよく見ていると「ここ!」というポイントが見えてくるんです。

つい一言言いたくなる場面こそ、じっとこらえて観察!

意外と子どもって、自分で考えて、試して、考察して……とできるものです。
それでもわからないことや困ったことがあった時に、そばにいてヒントを出せるのが保育者の役。

何かができたことを褒めるのももちろんですが、それ以上に、その子の考え方を認めたり、自分らしく表現できたことを褒めるということが、自主性を発揮する場を作るコツのような気がします。

まさに、今、注目されている『非認知能力』っていうやつですね。

まとめ

ちょっと幼児の話に飛びましたが、とにかく、安心できる場を作ることが、何よりも大事。

小さいうちから『あなたの存在を認めているよ』というメッセージを送ることで、自己発揮しやすい子どもに育っていく=自主性を伸ばす保育につながると思います。

 

とはいえ、毎日忙しくて、やることに追われてしまったり、子どもの言葉にいらっとすることもあると思います。

なので、まずはできることから。

子どもに「何でも教えてあげなくちゃ」という考えをなくして、できる範囲で『見守る』ことからぜひはじめてみてはいかがでしょうか?

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