見直そう!保育園の安全対策


あなたの働く保育園では、どんな安全対策をしていますか?

ヒヤリハットは共有しているという保育士さんが多いでしょうか。
新年度に向け、改めて保育園で危険なところはないか、事故につながる不備がないかをチェックしましょう。

保育室の再確認はもちろん、子どもたちが自分で危険を判断する「安全」も大切です。
この記事で保育園の安全対策を、改めて見直してみましょう!

 保育室の危険の芽を取り除こう

まずは基本ですね。
子どもたちが毎日過ごす保育室に危険の芽がないか、もう一度チェックしてみましょう。

「もしかして、これは危険な場合もあるかも」と思ったところがあれば、共有しましょう。
「危ないかもしれない。でもきっと大丈夫」という油断は禁物です。

ヒヤリハット事例を集めよう

ヒヤリハット事例は、すでに取り組んでいる園も多いのではないでしょうか?
ちょっと気になる、危なかったかもという「ヒヤリ」「はっ」としたことを保育園で集めましょう。

有名な「ハインリッヒの法則」というものがありますね。
一つの大きな災害の後ろには29の「軽傷」を伴う災害があります。
そして、その後ろには300件もの「ヒヤリ・ハット」した傷害のない災害が起きているという法則です。
更に、何千もの「不安全行動」と「不安全状態」が存在していて、予防可能であるものが「全体の98%を占める」と言われています。

つまり、この300件の「ヒヤリ・ハット」を防げば、大きな事故を防ぐことができるということです。

 

保育士が普段の保育の中で「危なかった」という事例があったときに、園全体で共有します。
主に3つのことを保育士が「ヒヤリハット共有ノート」に書くといいでしょう。

・どのような状況だったのか
・具体的な内容
・考えられる対策

記入した内容は、主任・園長に報告しましょう。
「共有ノート」と書きましたが、回覧板のように回して共有するのもいいですね。
また、掲示板にヒヤリハット事例を集めている園もありました。

掲示板にカードのようなもので掲示した際も、外した際にはノートに貼るなど記録していくようにしましょう。
職員会議で共有する方法も良いですね。

特に考えられる対策は、一人では気づかなかった対応策もあるかもしれません。

 

危険なものを避ける

けがや誤飲、窒息の原因になるようなものは、子どもの手の届かないところに置いておくのが基本です。
保育室を見渡して、危険の芽がないか確認しましょう。

・ひも

こどもはひもやリボンが好きです。

手提げのひもなどにも注意し、子どもが誤って首に巻きつけてしまわないよう注意が必要です。

 

・画びょう

壁面を装飾する際も、画びょうは使わないようにしましょう。

誤って手や足で踏んだ場合はもちろん、誤飲の危険もあります。

 

・コンセント

コンセントは棚などで出来るだけ隠しましょう。

子どもの手が届かない高い位置に設置するのも効果的です。

 

保育士がゆとりをもって行動しよう

忙しくて気持ちに余裕がなくなると、危険を見落としてしまう恐れがあります。
不注意からミスや事故につながってしまうこともあります。

園長・主任は、人員の配置が適切かどうか、定期的に見直しましょう。
普段から保育士がゆとりを持った保育を出来ることが、安全対策になります。

 

子ども自身が危険を乗り越える力を育てよう

子どもを守るのは保育士の義務です。
もちろん、けがや事故は未然に防がなければなりません。

しかし、危険を遠ざけているだけでは、子ども自身の危機回避能力は育ちません。
子ども自身が危険にどう対処したらよいか、安全に生きていくための方法を身に付ける環境をつくることも大切です。

 

保護者の理解と協力をあおごう

子どもの安全を守るためには、保護者の理解と協力も欠かせません。

年度初めの保護者会で、議題としてみるのもおすすめです。
擦り傷や切り傷といった、小さなけがの対応方針など、園としての考え方をしっかり説明しましょう。

もし実際にけがをしてしまった場合には、手当てをして小さなけがでも保護者に伝えましょう。
保育士の誠意ある対応が、保護者の安心・信頼感につながります。

 

運動能力の発達を促す

運動能力が発達すると、自分の体を上手にコントロールできるようになります。
積極的に階段や段差のある環境も経験させてあげましょう。

 

小さな危険を経験する?

0・1・2歳はトライ&エラーです。
それを繰り返すうち、身を守る方法や危ないかどうかの判断ができるようになります。

保育士・保護者がけがを恐れすぎて、子どもの動きを極度に制限しないようにしましょう。
子どもが自由に動きまわる環境の中で、活動を見守りサポートすることが大切です。

 

まとめ

いかがでしたか?
新年度に向け、ぜひ保育室を見渡し危険の芽がないか再チェックしてみてくださいね。

保育士が危険の芽を取り除いたうえで、子ども自身が危険を判断する力を身に付けるサポートをしましょう。
安全な保育室で、保育士の皆さんと子どもたちが気持ちよく新年度をスタートできますように。

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