0・1・2歳!子どもの「聞いてもらう」経験

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伝えたい気持ちを育てるのは、信頼する人に聞いてもらえる喜びです。
ことばにならないことばを、大人が聞きとり意味づけることが重要です。

自分の想いや訴えを聞いてもらえたということが喜びになります。
自分が話したことに反応してもらえたという嬉しい経験が、子どもの話そうという意欲を育てます。

大人が聞き取ろうとしてあげないと、子どもは話し伝えようとすることを辞めてしまいます。
これは、子どものことばの発達の妨げとなるので気を付けましょう。

 子どもの伝えたい気持ちを読みとろう

子どもの発することばはもちろん、こどもの思いを聞き取ろうとしてみてください。

ことば以外で思いを聞くときどうしますか?
表情やしぐさですよね。

泣いたり笑ったりする表情、しぐさ、視線の動きを見てください。

犬が気になるのかな?
「わんわんだね~。ちっちゃくて可愛いね。」

初めて見る先生に戸惑っているな。
「今日から来てくれる○○先生だよ~。こんにちは。」

いろんな思いをキャッチできるはずです。
まだことばを発することのできない子どもが何を感じ、何を伝えようとしているのかをくみ取ってあげることが大切です。

 

一人ひとりの子どもとの関係づくり

その子が何に興味があるのか。
オムツを交換して欲しいとき、お腹が空いたときどのように訴える傾向があるか。

子どもたちのそばにいて、よく見ている保育士だからこそその気持ちをくみ取ることができるようになります。

日頃から子どもたちに目を配ることが大切ですね。
子どもも安心すると、気持ちをだしやすくなります。

まずは子どもたちとの信頼関係を築くことが第一歩です。

 

子どもの気持ちをことばにしよう

子どもは自分が「伝えたいこと」をわかってもらえると嬉しくなり、たくさん伝えてきてくれるようになります。

では、お友達が使っているおもちゃをじーっと見ている子がいます。
どのように声をかけますか?

「あれ○○くんも使いたいの?代わってもらおうか?」
大人であれば、状況などを見て何を言っているのかわかります。

しかし、「子どものことばを育む」ことがテーマでしたね。

「○○ちゃんが使ってるブーブーのおもちゃで○○くんも遊びたいの?
先生といっしょに次貸してってお願いしてみようか。」

子どもは自分でことばにできなくても、自分の気持ちが伝わったとわかります。

あのおもちゃはブーブーっていうのか。
そういえば、お散歩のときも先生がブーブーって言ってたな。
貸してって言ったら○○ちゃんがどうぞって貸してくれた。

大人が返したことばを聞くことで、子どもは自分の思いとことばの意味を結び付けられるようになっていきます。
気持ちが伝わった嬉しさと、遊びたかったおもちゃを譲ってくれた嬉しさがあります。

この場面だけでも、こどものことばへの意欲が育つはずです。

 

まとめ

いかがでしたか?

まずは、子どもとの信頼関係を気付くことが第一歩でした。
子どもたちの伝えたい気持ちを大人がキャッチし、それをことばにしてあげましょう。

「聞いてもらう」経験がことばを育みます。
ぜひ保育中にも意識して、一つひとつ言葉にしてあげてくださいね。

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