「ママ友との付き合いが、うまくいかない」
「子供が、お友達と喧嘩してしまった」
「保育士さんがうちの子にだけ厳しい気がする」
保育園に子供を預けるお母さんの悩みは尽きません。
トラブルが原因で転園する家庭もあるのだとか。
平日は家で過ごす時間よりも長くなる保育園。
子供にとっては「第二のお家」とも言えますね。
今のところ悩みのないお母さんもいらっしゃるでしょう。
でも、子供が保育園でどのように過ごしているのか本当に把握出来ていますか?
実はお母さんの知らないところで子供がトラブルに巻き込まれている可能性もあるのです。
こちらの記事は、保育園で起こりうる3大トラブルについて、まとめました。
今現在トラブルに巻き込まれているお母さん、悩んでいるのはあなただけではありません。こちらの記事で解決の糸口を見つけて下さい。
トラブルの心配がないお母さん、トラブルの種は身近なところに潜んでいるものです。明日は我が身かもしれません。
目次
保育園で起こりうる3大トラブル
ママ友トラブル
ママ友いじめ、嫉妬、ママカースト。
ママ友間でのトラブルは後を絶ちません。
そのトラブルの多さから、近年ではママ友を題材にしたテレビドラマが多く放送し、話題を呼びました。
「ドラマの中だけの話じゃないの?」
「ちょっと大げさ!話を盛っているんじゃない?」
そんなことを思えるのは今のうちかもしれません。
現実は、もっとリアルで繊細なのです。
まずはママ友トラブルについて紹介していきます。
- 仲間はずれ
仲間はずれにされた上に、間接的に「楽しかった自慢」をしてくる。
考えただけで悲しく、腹が立ってしまいますよね。
お母さん間だけのトラブルで収まればまだ良いものの、いじめが子供にも影響するという最悪のケースも考えられるので注意が必要です。
- 嫉妬
聞かれた質問に答えただけで、嫉妬の対象になってしまうのが怖いところです。
噂や陰口が独り歩きしてしまい、当の本人は噂がたっていることすら気付かないこともあるようです。
旦那さんの稼ぎが良い、子供の学習能力が高いなど、周りから羨ましがられるような環境にいるお母さんがママ友から嫉妬される対象になる場合が多いようですね。
- 格付け(カースト)
下らない格付けには巻き込まれたくない、誰もがそう思いますよね。
しかし実際、ママ友間の格付けに悩まされているお母さんはたくさんいます。
旦那さんの収入や職業、資産や学歴、子供の学力や運動神経、持ち物、住居など、ありとあらゆる場面で比較されて順位付けをされるというのですから、たまったものじゃありません。
子供同士のトラブル
一日の大半を保育園で過ごしているのですから、子供同士のトラブルはつきものといえるでしょう。
「うちの子供は穏やかな性格だから、大丈夫」
お母さん、本当に大丈夫ですか?
もしかしたら、お母さんの目の届かないところでは暴れん坊・・・なんてことがあるかもしれません。
それでは子供が引き起こすトラブル、巻き込まれやすいトラブルについて紹介します。
- 喧嘩
子供にとって喧嘩はつきものです。
子供の喧嘩は自分の気持ちや感情を表現する機会。
喧嘩でしか学べない事もあります。
しかし、だからといって喧嘩を放ってはおけませんよね。
保育園内で起こした喧嘩は、お母さんの耳には届きにくいものです。
時には、人を傷つけてしまったり、反対に傷つけられてしまったりするので注意が必要です。
- 怪我
元気いっぱいの子供たちのことです。
保育園に通っていれば、怪我をしてしまう事もあります。
ただ、怪我にも様々なパターンがありますよね。
人に怪我をさせてしまった、怪我させられた、自分自身が原因で怪我したなど、内容によっては親が介入しなければならない時もありそうです。
- いじめ
保育園から帰って来た子供に元気がない・・・。
どうしたんだろう?
話を聞いてみても黙っていて何も言わない。
明らかに保育園で何かあったのでしょう。
小さな子供は感受性が豊かです。
体験したいじめが、トラウマになってしまうこともあります。
親として良い気分はしませんが、子供がいじめる側になっていないかどうかも気にする必要がありそうですね。
保育士とのトラブル
3大トラブルの最後にお伝えするのは、保育士と家庭間でのトラブルについてです。
毎日預かってもらい、面倒をみてくれている保育士さん。
保育士、家庭ともにお互い気持ちよくやり取りしたいですよね。
もし何かトラブルがあっても、保育士さんには言いにくいという声もあるようです。
では、実際保育士と家庭間ではどのようなトラブルが起こり得るのでしょうか。
- 体罰
叩く、ぶつだけが体罰ではありません。
保育士さんは教育だと思ってやっている、という場合があるのも事実です。
どこまでが教育でどこからが体罰なのかという物差しは家庭によって、もっと言えば個人によって異なるため、とても繊細な問題と言えるでしょう。
- 差別
あからさまに他人に対する態度と自分に対する態度が違ったら、誰でも傷つきますよね。
そんな保育士さんの姿を見て、周りの子供たちが言葉遣いを真似したり、一緒になって差別したりすることもあるのだというから絶対に放ってはおけません。
保育士も一人の人間。
苦手や不得意など多少はあるのかもしれませんが、子供を持つ母親としては許せないトラブルの一つです。
- 家庭でのしつけや習慣の否定
皆さんは、これらを「否定」と取りますか?「アドバイス」と取りますか?
家事に仕事に子育てに、毎日大忙しのお母さんにとって、保育士さんからのアドバイスが家庭でのしつけや習慣の否定のように聞こえてしまうという事もあるようです。
「うちのルールなのだから、口出ししないで!」
「共働きだから、仕方ないの!」
こんな声が今にも聞こえてきそうですね。
子供のしつけや教育について、他人からアドバイスされる機会は普段ありません。
ですから、こういった類のアドバイスはありがたいもの。・・・のはずですが、気持ちが不安定な時や疲れている時は、そんな風に考える余裕はありませんよね。
トラブルの正しい対処法と未然に防ぐ方法
実際にトラブルに巻き込まれてしまったとき、トラブルを招いてしまったときはどのような対処法を取ったらよいのでしょうか。
また、トラブルにあわないための方法についても、お伝えします。
ママ友トラブルの場合
- 対処法
ずばり、気にしない!これに尽きます。
無視されたり仲間はずれにされたりしたら、最初は悲しみや怒りが湧いてきてしまうものです。
しかし、相手はママ友。
保育園生活での主役はわが子です。
子供にトラブルが影響していなければ、心配しなくて良いのです。
子供の保育園生活を一番に考え、ママ友のことを気にしすぎずに過ごしましょう。
他のママ友に相談する、というのはご法度です。
相談のタイミングや仕方によっては、自分が加害者になってしまうという恐ろしい可能性も・・・。
無理にママ友に加わったり、離れたりしようとせず、自然体のまま放っておきましょう。
- 未然に防ぐ方法
ママ友トラブルを未然に防ぐ方法がいくつかありますのでご紹介します。
まず一つめは、頑張って付き合い過ぎないということです。
全てに付き合っていたら、気力もお金も持ちません。
使えそうな断り文句をいくつかあらかじめストックしておくというのも、良いでしょう。
例えば、「今日はおばあちゃんが子供に会いに来るので先に帰ります」「家に家電修理の業者さんが来るから、今日は帰ります」などです。
二つめは、詮索しすぎないということです。
ママ友付き合いは、付かず離れず微妙な距離感を保つことで上手くいきます。
何がトラブルに繋がるか分からないので、収入や家族のこと、学歴など個人的なことは聞かないようにしましょう。
もし聞かれた場合には、無理に答える必要もありません。
FacebookなどのSNSで繋がらないというのも、一つの手ですね。
三つめは、噂話や悪口には関わらないということです。
まさに、触らぬ神に祟りなし。
自分が悪口や噂話を言わないというのはもちろんですが、自分がいる空間で悪口や噂話が始まった場合は、同調も否定もしないように気を付けましょう。
こちらに関しては、ママ友に限らず、コミュニティに属する上での基本ですよね。
子供同士のトラブルの場合
- 対処法
家に帰ってからトラブルが発覚した場合はまず、子供の話をよく聞きましょう。
何が起きたのか、誰が関わっているのか、何故起きたのかを把握することが肝心です。
この時、子供を頭ごなしに叱るのは止めましょう。
親に話を聞いてもらえなかった、信じてもらえなかったという不安感や不信感が募り子供のストレスに繋がります。
子供の話を聞いた後は、保育園に連絡しましょう。
喧嘩にせよ、怪我にせよ、いじめにせよ、第三者を通すことが大切です。
誰かを怪我させてしまった、いじめてしまった場合には、保育士さんに仲介をお願いしてトラブルを解決してもらうのが良いでしょう。
トラブルは保育園では日常茶飯事。保育士は対応に慣れているはずです。
相手の家庭に謝罪をする場合は、真摯な態度で謝りましょう。
同じ子供を持つ者同士、きっと理解して頂けるはずです。
- 未然に防ぐ方法
保育園、また保育士さんとの連絡を密に取ると、トラブルを未然に防ぐことが出来ます。
子供が普段、保育園でどのような生活を送っているのかを知ることで、家庭でしつけや教育が出来ます。
もし保育士さんの話を聞いて、トラブルの元になりそうな事があれば、こっそりと保育時間に保育園を覗きに行ってみましょう。
ただし、許可なく園内に入ることが出来ない保育園もありますので、事前に保育園に確認しましょう。
保育士とのトラブルの場合
- 対処法
保育士さんから自分の子供に対して体罰や差別があると感じた時は、保育士さんに、冷静に意見を伝えましょう。
この時、全ての責任が保育士さんだけにあると決めないように注意が必要です。
園長先生や役職のある保育士さんに相談してみたり、話し合いに参加してもらい中立の立場を取ってもらったりするのも良いでしょう。
園長先生や役職のある保育士さんは保育園の責任者なので、より親身になって意見を聞いてくれることが多いです。
子供の話を鵜呑みにして自分の意見ばかりを押し通してしまうと、モンスターペアレントやクレーマーだと言われてしまう事も。
保育士さんの意見もしっかりと聞くようにしましょう。
また、もしも保育士さんから家庭でのしつけや習慣を否定されていると感じた場合には、まずは深呼吸して、「そういう意見もあるのだなぁ」と受け入れてみましょう。
ひょっとしたら、子育てに関する意見やアドバイスを貰える機会なんて今後もう無いかもしれませんからね。
- 未然に防ぐ方法
まず家庭の教育方針に合った保育園を選ぶ、というところから始まります。
入園前に説明会に行ったり、保育園を開放している日に見に行ったりして、様子を把握しておきましょう。
しかし、たとえ教育方法に合った保育園を選んだとしても、保育士さんを選ぶことはできません。
残念ながらしつけや教育方針が異なる保育士さんが担任になってしまっても、悲観的になったり諦めたりしないで下さいね。
保育士さんとの話し合いの機会を設け、家庭の教育方針について知ってもらいましょう。そして、保育士さんの教育方針についても知ろうとする姿勢を取りましょう。
もしかしたら、今まで考え付かなかったようなアイディアや方法を見つけるきっかけになるかもしれません。
それでもトラブルが解決しない時は
もしトラブルに巻き込まれてしまってそのトラブルが解決しないとしても、絶対に諦めたり塞ぎ込んだりしないで下さい。
子供はとっても敏感。
お母さんが悲しんでいる姿を見ると、不安になってしまいます。
以下に、トラブルが解決しない時に取って頂きたい3つの方法を記載しますので、参考にしてください。
まず一つめは、頼れる知り合いに相談するという方法です。
先輩お母さんが知り合いにいる場合は、相談してみるのも良いでしょう。
もしかしたら、トラブル解決の糸口を知っているかもしれません。
ご自身のお母様に相談してみるという手もあります。
お母さまは、子育ての大先輩ですからね。きっと心強い味方になってくれます。
二つめは、所属自治体の相談窓口に連絡する方法です。
自治体のホームページに、子育てについて相談できる窓口の電話番号が載っています。
ホームページは、「○○区 保育園 トラブル 電話窓口」などで検索すると見つけることが出来ます。
一人で悩まず第三者の話を聞いて、トラブル解決の糸口を見つけましょう。
三つめは、転園や休園をするという方法です。
保育園は義務教育ではありません。
もし、通園が出来ないほどに心身ともにストレスがある場合には、保育園から一度離れてみるという選択肢も視野に入れてみましょう。
転園や休園は勇気のいる決断になりますが、トラブルによるストレスが原因でノイローゼや病気になってしまっては大変です。
ご家族でよく話し合って、決断して下さい。
まとめ
いかがでしたか。
保育園で起こりうる3大トラブルについてご紹介しました。
保育園生活での主役はあくまでも子供たち。
子供たちの笑顔のためにも子供たちがより良い保育園生活を送るためにも、トラブルは出来る限り避けたいものです。
トラブルの渦中にいるお母さん、一人で抱え込まないでくださいね。
諦めずに最善を尽くせばきっと、明るい結果が待っています。
トラブルとは縁のないお母さん、もしもの時のための参考にはなりましたでしょうか。
これからも、トラブルとは縁のない明るく楽しい保育園生活を送って下さいね。