気をつけて「5月病」

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新人の保育士は、「保育園ってこんなに忙しいところなの?」と目を回し、経験豊富な保育士たちも「忘れていたけれど4月ってこんなに疲れるんだった」と悲鳴をあげていることと思います。

新人、新クラス、新入園児、新体制・・・

保育園の4月はこれでもかというくらい、「新」なことが多い時期です。

身体の疲れはその日のうちに

腰痛や肩こりなどの持病のある方は、この時期一気に悪化させてしまうことがあります。

泣き叫ぶ新入園児を長時間抱っこしたりおんぶしたりするのも原因となりますが、5歳児を担任していた人が急に0歳を担任したりすると、その姿勢の違いから痛みが出ることもあります。
新しい環境になれないのは子供だけではなく、保育士の身体もなんですね。

疲れていると一刻も早く横になりたいと思いますが、その日の疲れはその日のうちに退治してしまいましょう。

 

⭐︎シャワーで済ませず湯船に浸かりましょう。
身体を芯から温めて疲れをほぐします。

⭐︎寝る前に軽いストレッチをしましょう。
疲れている時こそ必要です。激しい運動の後の整理体操のようなものですね。
特に子供と向き合っていると前かがみになりがちです。
身体を正しい位置に戻してあげましょう。

⭐︎甘いものはできるだけ控えましょう。
甘いものから食べてしまうと血糖値が上がり早く満腹になってしまいます。
またインシュリンが多く出すぎて低血糖になる恐れもあります。

⭐︎タンパク質やビタミンを積極的に取りましょう。
バランスのいい食事は子供だけでなく保育士にも必要ですよ。

 

栄養剤は飲み方に注意

朝は栄養ドリンクを一気飲み!なんて人も多いのでは?
でもちょっと待って。栄養剤だって正しい取り方があります。
やたら飲めばいいというものではありません。

 

⭐︎ドリンクタイプは「ここぞ」という時に飲みましょう。
身体がドリンク剤を飲んだ状態に慣れてしまうからです。
「今日は職員会議」もしくは「残業の次の日」などという日の朝に飲みましょう。

⭐︎ちょっと疲れた時は、ビタミンB1、B6、B12入りの錠剤を飲みましょう。

⭐︎目の疲れや肩こり腰痛、朝起きれない時は、ビタミンB1、B6、B12、ビタミンE、ガンマオリザノール入りのものを。

⭐︎特に「ガンマオリザノール」は自律神経の乱れに作用するので精神的に辛い時にはオススメです。

 

「ストレス」に気がついたら

この時期「ストレス」がない保育士を見たことも聞いたこともありません。
どの保育士も何かしらの重責に耐えながら働いています。
ところがこのストレスをうまく処理できないと、のちに重篤な病になってしまう恐れがあります。

5月病?

よく言われる5月病ですが、正確にはそんな病気はありません。
診断名でいうならば「うつ」「適応障害」と言ったところです。
4月の環境の変化によってかかっていたストレスが5月の連休によって一度外れ、連休明けに再びストレスがかかった時に、元のようには働けなくなってしまう状態のことを指しているのです。

単に5月に多いというだけで、人によってはもうすでに辛くなっている人がいるかもしれません。
また新人だけでなく、今までそつなくこなしてきたベテラン保育士だってある日突然なってしまうかもしれません。

対処法

まずはストレスを溜めないことです。
というと、どこかで聞いたようなセリフですね。
わかっているけどできないのがこれです。
でもやっぱり「溜めない」のが一番なのです。

ストレスを毎日たまる家庭のゴミだと考えてみましょう。
ゴミは決まった収集の日に出しますよね?
ではストレスも一緒に捨ててしまいましょう。

 

⭐︎嫌なことを紙に書き出して思いっきり破る

⭐︎枕やクッションを投げたり叩いたり思いの丈をぶつけまくる

⭐︎もう捨ててもいい食器を丈夫な袋に入れてから割ってみる

⭐︎家族にとにかく愚痴を言いまくる(この時ひたすら相槌だけを打ってもらう。否定は厳禁。答えもいらない)

ゴミを出したものを誰かにさぐられるのは嫌ですよね?
ストレスも同じように出した後は誰にも触れられないようにしましょう。
「何」を出したかではなくて「出すこと」そのものに意味があるからです。

「保育士なんてやめてやるー」とどうぞ叫んでください。
どんなに叫んでも、あなたが保育士の仕事が大好きなことは変わらないのですからね。

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