【保育士の初任給】ズバリ平均16.5万円!

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いま保育士のお仕事に興味を抱いている方も、すでに保育士になることを心に決めている方も、初めての給料がいくらもらえるのか、またそのタイミングはいつなのか、気になっている方は多いでしょう。
初任給は皆さんが保育士となって始めてもらうお給料なので、特別な思いを持ってもらう方もいらっしゃいます。
そこで、今回は保育士さんの初任給についてまとめてみました。

1.保育士の平均初任給

1-1.保育士の平均初任給

保育士の初任給は16.5万円が平均となります。

高専・短大卒の保育士か大学卒の保育士かで約2万円の差があります。

また、社会保険が備わっている保育園では税金や保険料などが控除されるため、実際にもらう金額は給料から2~3万円程引かれることになります。

  額面金額 手取り金額
大学卒の初任給 16.5万円 13.5~14.5万円
高専・短大卒の初任給 14.5万円 11.5~12.5万円

 

ここで、学生の方は「社会保険」という言葉にあまり触れる機会はないと思うので簡単に説明しましょう。

まず社会保険には雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険の4つがあり、入職と共にこれら4点全てまたはいずれかがついてきます。雇用保険と労災保険は必ず加入が義務づけられますが、健康保険と年金保険についてはその人の勤務時間によって異なります。

上の表にある「額面金額」とは、基本給に残業代、交通費や各種手当を合計したもので、そこには天引き前の保険料や税金も含まれて表記されます。そして「手取り金額」とは額面金額から保険料や税金を天引きした、実際に手元にもらうことのできる金額です。

このように、保険料や税金の天引きによってもらう金額は変わってくるのです。たとえ社会保険が備わっていない保育園でも、自分自身で保険料や年金を支払うことになるので結果的には手元に残る給料は変わりません。

給料の仕組みを理解したところで、実際に給料明細を見てみましょう。

明細

赤枠内①の「総支給額」が額面、②が「控除合計額」、③の「差引支給額」が手取りとなります。

また保育園によっては、初めにエプロン代や寮費などが引かれることでさらに低くなることもあります。そのため中には手取りが10万円程度の保育園もあり、仕事の責任や労働時間を考えると少なく感じる方もいらっしゃいます。

 

1-2.公立保育士と私立保育士の初任給

実は初任給の時点では公立と私立の間に大きな差はありません。ただ公立保育園の場合、公務員法や市町村の規則に応じて毎年定期的な昇給や賞与など安定した収入を得る事ができます。また産休・育休の取得が徹底していることで長く働く職員が多いため、初任給は私立と比べあまり差がなくとも、年功序列で給与が増えていく公立の保育士は安定した経済力をつかむことが出来るのです。

このように、公立と私立では勤続年数の差によって給料の差は出てくることは事実ですが、初任給の金額はあまり変わらないのが現状です。

 

1-3.その後の昇給・待遇

1-2.でも記したように、公立保育園の場合は勤務態度が極端に悪い場合や欠勤をするなどといった場合を除いては定期昇給が見込めるので、初任給が低かったり私立保育園と大して変わらなかったりしても落ち込む必要はありません。毎年給料が上がっていく楽しみがあります。

それとは反対に、私立保育園では安定しているとは限りません。初任給は公立保育園と同等か、むしろ公立保育園よりも良い場合もあります。しかし待遇や昇給に関しては保育園独自のルールで運営されており、公立保育園と比べ環境が整っていない場合がほとんどです。

私立保育園を選ぶ際には、やりがいはもちろんですが、昇給や残業代の制度など長く働くために必要な条件が整備されているかどうかも確認する必要がありますね

 

2.保育士の初任給はいつもらえるのか

初任給は具体的にいつもらえるのか、気になるところでしょう。4月なのか5月なのか、わざわざ保育園へ問い合わせるのも気が引けますよね。

これも一概には言えず締日によって異なるのですが、4月に満額もらえるところが多いです。締日においては雇用契約書や入社案内に書いてありますのでさっそく確認してみましょう。

以下、締め日・支払日の代表的なパターンを3つ紹介します。

 

2-1.当月末締め、当月25日払い

こちらはもっとも多いパターンです。例えば今月だと、4/30に締めて、4/25に支払われます。しかし30日に締めるのに、その前の25日に支払ってどういうこと?30日に締めたら、普通に考えて支払は翌月5月になるのでは??そう思いますよね。解説いたします。

まず社会人のお給料は「固定給」と「変動給」この2つにわけられます。

固定給 基本給や役職手当、家族手当など、あらかじめちゃんと金額が決まっていて、それが毎月同額支払われるたぐいのもの

変動給 残業代や欠勤控除、成果報酬の出来高払いなど、締め日が終わってからじゃないと集計できないもの

 

固定給はすでに金額が分かっているので、締め日まで待たなくても満額支払ができるのです。変動給に関しては4/30以降でないと金額が判明しないので5/25のお給料日にて支給・控除されます。4/25に初任給満額もらったあとで1日欠勤してしまったとしても、ちゃんと翌月5/25で調整されるようになっているわけですね。

「固定給は当月、変動給は翌月」このタイミングの違いが理解できれば納得できるかと思います。

 

2-2.当月15日締め、当月25日払い

こちらはさらに2パターンにわかれます。ひとつは先程2-1で説明したパターンと似ていて、固定給は4/25に満額支払われ、変動給においては3/16〜4/15の間に確定した分だけ4/25に支給するというケースです。

 

もうひとつは、3/16〜4/15分の固定給と変動給を同じタイミングで4/25に支払うケースです。後者の場合だと初任給は日割り計算で15日分しかもらえないことになるので、少しテンション下がるかもしれませんね。

 

2-3.当月末締め、当月10日払い

こちらは学生さんにはなじみがあり分かりやすいでしょう。固定給も変動給も、同じタイミングで翌月に支払われるパターンです。残念ながら初任給は5月までおあずけということになります。たまに翌月10日ではなく翌月25日払いの会社もあります。

 

3.初任給の使い道

それでは最後に、保育士の皆さんが初任給をどのように使っているかみていきましょう。貯金や自分の趣味、また家族孝行にあてるなど、人によって初任給の使い道は様々ですが、ここでは保育士ならではの使い道をご紹介します。

 

◆エプロン

エプロン

エプロンは保育士にとって制服のようなものです。わんぱくの子供たちと一日過ごしていたらすぐに汚れてしまうでしょうから、洗い替えのためにも何枚か持っておきたいアイテムですよね。冬場は割烹着風のもの、夏場は袖のないかぶりのエプロンなど、季節で使い分けている方もいて、計10枚ほど持っている方が多いようです。キャラものやカラフルなかわいいエプロンだと子ども達も喜びますよね。

価格:かわいくキャラクターなどがデザインされているものだと3,000~5,000円。

シンプルなものであれば1,000でも購入できます。

 

◆帽子、ジャージ、スニーカー、UVカット手袋

帽子

園庭で子供たちと遊んだり、遠足に出かけたりと外に出る時間がたくさんあります。そこで、日差しから守ってくれる帽子やUVカット手袋、また動きやすいジャージや疲れにくいスニーカーなど、まとめて買ってしまいましょう。

価格:4点それぞれピンからキリまでありますが全て揃えて20,000~30,000円で十分なものは買えるでしょう

 

◆フットマッサージャー

フッチオ

肉体労働も多い保育士の仕事。慣れない環境に疲れた体を、フットッマッサージャーで足からほぐしていきましょう。仕事で忙しくマッサージに行く時間がなくても、これがあれば自宅で手軽に足のケアが出来ますね。

価格:日本製且つ膝までほぐしてくれるものならば10,000~30,000円程

 

4.まとめ

保育士の平均初任給いかがだったでしょうか。

保育士の平均初任給が手取りで14万円ほどと知り、低いと感じた方も少なくないでしょう。

しかし、お金では買うことのできないこともあります。仕事がどんなに大変であっても保育士は他の仕事では味わうことのできない喜びや感動を受けることができます。子どもたちの成長を見守りながら一緒に遊んで一緒に学ぶ保育士の仕事は、やりがいのあるお仕事です。きっと始めは大変なこともあると思いますが、その分最初にもらうお給料は、金額に関係なくうれしいことでしょう。

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