さあ、夏が来ますね。
と書いて見たものの、この記事を書いている今は梅雨の真っ只中です。
でも保育園では、この時期に準備しておきたいことが沢山あります。
夏の準備。一緒に見ていきましょう。
水あそび
夏といえば水あそびですよね。
園によっては大きなプールがあるところもあるでしょう。
打ち合わせはできていますか?
乳児クラス
それぞれのクラスでの水遊び場所は毎年決まっていますね。
それを元に保育士の動き、子供の動きを確認していきましょう。
いわゆる「動線」というものです。
水あそびの場所、タオルを置く場所、室内で着替える場所、着替え終わった子が遊ぶ場所などそれぞれの場所のつながりはどうですか?
保育士はそのそれぞれの場所を、どのように動きますか?
水の事故が起きやすいのは、子供や保育士が動くほんの一瞬の隙だったりします。
動線を考えながら、保育士の動きを重ねて考えていきましょう。
最初は何人ずつ連れて行く?
または水から上げて部屋に戻る?
いつも流れるようにやっていたとしても、今一度考えて声に出してみましょう。
保育士も夏休みを取る季節です。
アルバイトの補助を入れて回す園も多いでしょう。
子供がいる場所に必ず保育士がいるようにするためには、事前の打ち合わせはとても大切です。
一瞬足りとも子供だけの空間を作らないように、保育士のフォーメーションを組みましょうね。
ちなみに私が今までで一番やりやすかったフォーメーションを上げておきます。
主に水遊び終了時の動きです。
リーダー・サブ・雑用は週替わりとしました。
【リーダー】
- 常に先に動いて子供を先導。4~5人を限度に連れていき、それ以上はアルバイトと動く。
- 水から上がる時も同様にする。
- 着替え終わった子を見つつ、アルバイトと共に戻って来た子の着替えをする。
【サブ】
- 水から上がった子に温水をかけ体を拭き、着替えの場所へ連れていきリーダーへ確実に渡す。
- まだ水に入っている子と、上がった子のバランスを見ながら、最終的には着替えの場に移動していく。
【雑用】
- 水遊びに残った子をしっかりとみる。その中で片付けられるおもちゃをまとめていく。片付けながら保育するのではなく、保育しながらできる範囲で片付けをしていく。
- 最後の4人くらいは最後までその場に一緒にいて、できる片付けなどは一緒にする。
- 温水をかけて着替えの場に行き着替えさせる。
- アルバイトと保育を交代。アルバイトに片付けを引き継ぐ。
保育士の人数によりますが、リーダと雑用の間をサブや他の保育士がうまく動いていくようにします。
これがあらかじめ決まっていることで、無駄な「相談」をしなくともさっと動けるようになります。
連携プレイが大事なんですね。
幼児
基本的には乳児と一緒で、連携プレイが必要です。
ただ、プールでの約束ごとなどを保育士同士できちんと確認しておきましょう。
特にクラスが入れ替わる時など、どのルートを通るのか、あるいはどこで待たせるのかなどをシミュレーションしておきましょう。
保育士の人数が限られてくると、他クラスの保育士が応援に入らないと、担任が着替える時間が取れなくなったりします。
事前に動きを打ち合わせしておきましょう。
夏の安全保育
皆さんは心肺蘇生ができますか?
私は毎年、消防署の方に指導を受けていました。
たとえ数センチでも溺れてしまうことがあります。
正しい蘇生法を絶対に覚えておいてください。
大人、幼児、乳児。赤ちゃんで蘇生法も微妙に違います。
必ずプロに指導を受けるようにしましょう(一度も練習したことがない園は、今すぐ相談してくださいね)。
また熱中症の対策もしっかりと確認が必要です。
熱中症にならないようにすること、さらになってしまった時にどう対処するかをぜひマニュアルにしておいてください。
楽しい夏のあそびが、安全で、保育士も子供も無理なく過ごせるように、事前の準備をしっかりとしておきましょう。
あ、自分の日焼け対策も忘れずにね!!