2歳頃になると、「ワンワン いた」「ブーブ あった」のように、二語文でいろいろなことを話すようになりますよね。
保育士は、子どもが発する二語文を受け止め、言葉の世界を広げていってあげましょう。
この記事では、二語文からの言葉あそびをご紹介します。
ぜひ、保育の中でも意識して言葉がけをしてみてくださいね。
子どもの言葉を広げよう
保育士は、子どもの言葉を受け止めて、「○○が△△だね」と文章にしてあげます。
意味づけを加えて、やりとりするようにしましょう。
また、何か話したくても、はっきりした言葉になりにくい時期です。
子どもが話してきたときは、ゆっくりと言葉を聞いてあげましょう。
例えば、朝お母さんから子どもを預かるとき。
「ママ バイバイ」と子どもが言ったときには、「ママお仕事だから、バイバイしたのね」と意味のある文章にしてあげます。
保育室で遊んでいて、くまのぬいぐるみが棚から落ちたとき。
「くまさん イタイイタイ」と子どもが言ったときには、
「くまさん、落ちちゃって痛かったね。いい子いい子してあげて」
「痛いの痛いの飛んでいけ~してあげようか」のように、言葉を膨らませます。
絵本をみながら言葉あそび
繰り返しの言葉を楽しんだり、絵を指して「○○だね」「△△はどれだろう?」など、言葉のやりとりを楽しみましょう。
特に2歳頃は、繰り返しの言葉が楽しい時期です。
絵本も、そういう言葉が出てくるようなものを選びましょう。
子どもが自分で開ける小さなサイズの本だと、覚えたことばを言って楽しむことができるのでいいですね。
例えば、動物の絵がたくさん描いてある本。
「いないないばああそび」や「いないないばあ」の絵本もいいですね。
「にゃんにゃん」「わんわん」のように、子どもたちも楽しんで言葉を発します。
言葉を友達との関わりにつなげよう
「まさくん、あやちゃんどこかな~?」のように話しかけます。
すると、「あっ、あっ」というように、指をさして教えてくれます。
「あやちゃん、そこにいたね~」などと言葉をかけて、友達への意識を高めます。
子ども同士のやりとりは、「ここ」「やー」のように短い言葉やしぐさで通じ合ってはいますが、保育士が言葉をつないで、会話の楽しさを知らせましょう。
まとめ
いかがでしたか?
子どもたちの言葉を広げるために、保育士の関わり方や言葉がけはとても重要です。
子どもが言葉を発しようとしたときは、途中で何を言おうとしているか予想がついていたとしても、ゆっくり聞きましょう。
そして、お友達との関わりにまでつなげることで、子どもたちの世界をどんどん広げてあげられるといいですね。