前回は【運動会プロデューサー編】の記事を書きました。
しかし、やはり一番頭を悩ませるのは、クラス担任ですね。
競技やダンスなどの下案はできていますか?
子供の成長と照らしあわせよう
年度始めの年間カリキュラムを元に進めている保育ですが、夏を境に子供達の様子が大きく変化していませんか?
植物も大きく育つ夏ですが、私は子供たちも「夏に成長に加速がつく」といつも感じます。
体が大きくなったように見えるのは、日焼けのせいだけではないですね、きっと。
頭で描いていた活動や運動会に向けてのアイデアは、今目の前にいる子供たちに合っていますか?
子供の成長を確認しながら、今一度考えてみる時期だと思います。
何を目標にするのか
運動会は「日々の運動の様子や頑張っていることをみんなに披露する日」ですね。
私がいつも運動会の時に心においていたことがあります。
- 子供が自分自身の目標を決めて取り組む、その過程を大切にする
- クラスが気持ちを一つにして「やり遂げた」という達成感を味合わせる
- 当日みんなの前で競技や演技をするという、晴れやかな気持ちを経験する
このことを踏まえて、いつも子供達には自分の今できることの少し上を目指せるような環境を作りました。
跳び箱ならば、一段高く。または綺麗な着地。
縄跳びならば、回数を多くする。または技を取り入れる。
これは個人競技での話ですが、自分でどこまでできるかを試しながら、目標を持たせていきました。
そうすることで「運動が得意な子」も「運動は苦手な子」も同じように、目標に向かって努力することができるからです。
すでに出来ることを披露するのもいいのですが、努力することの大切さや達成感を味わえるチャンスを逃さずにいて欲しいと思います。
その時に「この子はこれはできないから」と決めつけずに、今どこまで成長しているのかを見極める必要がありますね。
逆算していこう
向かうべき目標が決まったら、あとは突き進むのみ!! と言いたいところですが、私たち保育士はそれだけではいけません。
運動会当日からの「逆算」をしていきましょう。
「いつまでに」「何が」「どのレベルまで」ということを考えていくのです。
運動会の10日前には全ての完成の形が見えているようにしよう。
そのためには、どのプログラムから手をつけていけばいいのか……。
「本番」という期限がある時には、いつもこの方法で計画を立てるといいと思います。
もしも計画通りにいかない現実があったならば、早めに修正もできるからです。
「完成したら披露する」のだったら簡単なのですが、「披露する日までに完成させる」のはとても大変なことですからね。
まだまだ暑さも残る中での練習になると思います。
熱中症には十分気をつけながら、楽しくいきましょう!