地域限定保育士試験の基礎知識をわかりやすくご紹介!


平成27年度に決まった「地域限定保育士」の制度ですが、一体どのようなものなのでしょうか?

まだこの制度自体を知らない方も多いと思います。

この記事では、そもそも地域限定保育士試験がどのような制度なのか、保育士資格の取得を目指す方にとってどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

地域限定保育士の制度についてしっかり理解したうえで、資格試験についての基本情報、合格後どのような点に注意して転職活動を行うと良いかのアドバイスとともにご紹介します。

 

1.地域限定保育士の基礎知識

それでは早速、「地域限定保育士」がどのような制度なのか基本的なことを知るところから始めましょう。

実は、この制度は最近話題になっている保育士不足解消のための制度です。

こういった保育業界の背景を知ることで、これから保育士さんを目指す方にとってはよりみなさんの力が必要とされていることも感じて頂けると思いますよ。

 

1-1.地域限定保育士とは?一般的な保育士資格との違い

地域限定保育士とは、年に一度全国で行われてきた保育士試験に加え、2回目の試験として特定の地域限定で実施される保育士試験です。

なお、地域限定保育士制度の導入により、平成27年より通常保育士試験の日程が筆記試験4月、実技試験が7月になりました。

地域限定保育士試験に合格すると、「地域限定保育士」に認定されます。

資格取得後、3年間は合格した自治体内のみで保育士として働くことができます。

地域限定保育士の登録後3年が経過すれば、通常の保育士資格と同様、全国で働くことができるようになります。

一般的な保育士資格との違いは、この初めの3年間の制約のみで、他に特別な違いはありません。

そのため、1回目の通常保育士試験との難易度の違いはないと言われています。

また、通常の保育士試験で合格した科目は、地域限定保育士試験においても免除されます。

地域限定保育士試験で合格した科目も、次回以降の保育士試験において免除されます。

 

◆昨年の地域限定保育士試験日程◆

地域限定保育士 筆記試験:平成27年10月24日(土)25日(日) 

地域限定保育士 実技試験:平成27年12月13日(日)

 

1-2.地域限定保育士制度実施の地域

これまでに地域限定保育士試験実施が決まっているのは、神奈川県・大阪府・沖縄県・千葉県成田市の4つの地域のみです。

このエリアに住んでいる方以外でも受験は可能です。

この4つのエリアは、やはりいずれも待機児童数の多い地域です。

 

2.地域限定保育士の資格試験

それでは、実際に地域限定保育士試験の概要を見ていきましょう。

受験資格、受験方法を知り、この新しい「地域限定保育士試験」にぜひ挑戦してください。

 

2-1.地域限定保育士の受験資格

地域限定保育士の受験資格は、通常の保育士試験と同様です。

以下が、その保育士試験の受験資格です。

 

①保育関係の学科を卒業している必要はない

学校教育法に基づいた大学・短期大学・2年制以上の専門学校を卒業していれば、受験することが可能です。

保育士資格と関係のない学部でも受験することができます。

 

②実務経験があれば受験資格が得られる

①の条件に当てはまらない方でも、実務経験により受験が可能になります。

最終学歴が高等学校卒であれば2年以上かつ2,880時間以上の実務経験、中学校卒であれば5年以上かつ7,200時間以上の実務経験が必要です。

 

2-2.地域限定保育士試験の受験手続

①4月~5月に受験申請をする場合

7月中旬頃に「地域限定保育士試験実施のご案内」がご自宅に郵送されてきます。

地域限定保育士試験を希望する場合は、同封されている「受験意向確認書」の必要事項を記入して保育士試験事務センターに郵送します。

申請しておくと、8月の通常保育士試験の筆記試験の結果で不合格科目がある場合に「筆記試験結果通知書」とともに「払込取扱票」が届きます。

期日までに地域限定保育士試験の受験手数料を郵便局の窓口にて払い込みすることで受験手続き完了となります。

 

②4月~5月に受験申請をしていない場合

昨年は7月21日に地域限定保育士試験の受験申請が開始されました。

「保育士試験受験の手引き(受験申請書)」を請求し、受付期間中に受験申請書と必要書類を提出しましょう。なお、「保育士試験受験の手引き(受験申請書)」は郵送による請求のみです。

昨年の受付期間は平成27年7月21日(火)~平成27年8月17日(月)の約1ヶ月間でした。忘れずに申し込むようにしましょう。

受付期間中に受験申請書および必要書類を郵送すると、9月上旬頃に「払込取扱票」が郵送されます。期日までに受験手数料を郵便局の窓口にて払い込めば、受験申請手続き完了です。

 

2-3.地域限定保育士資格の合格率

ここで気になるのが地域限定保育士の合格率ですよね。

一般保育士試験と合格率は変わるのでしょうか?

ここでは、実際に昨年の地域限定保育士試験の合格者数と合格率を通常保育士試験と比較して見てみましょう。

 

◆2015年地域限定保育士

 

受験者数

合格者数

合格率

成田市

1,343

249

18.50%

神奈川県

5,511

1,330

24.10%

大阪府

3,238

727

22.40%

沖縄県

523

78

14.90%

 

◆2014年通常保育士

都道府県

受験者数

合格者数

合格率

千葉

2,373

473

19.90%

神奈川県

4,907

916

18.70%

大阪府

2,741

572

20.90%

沖縄県

547

71

13.00%

 

このデータを見るとやはり合格率も通常の保育士試験と変わらないとわかります。

合格率が高くはない保育士試験ですが、今後年2回に試験回数が増えれば、これまでより短い期間で保育士資格を取得できる可能性が高まりますね。

 

3.地域限定保育士資格での就職活動

地域限定保育士の資格で保育士の就職活動を行う際には、初めの3年間は自分が受験した地域のみでの勤務になります。

受験の際には該当する自治体の中で保育園を探さなければなりません。

例えば、転勤がある法人の保育園で働く場合は、内定後に該当自治体以外では保育士として仕事ができないことを伝えるとトラブルになりかねません。

選考の時点で担当者へきちんと伝えるようにしましょう。

また、人材紹介サービスを利用する際にも同様です。

コンサルタントへ事情を伝えておくことで就職活動がスムーズになるでしょう。

 

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

2015年から始まった地域限定保育士試験について、おわかりいただけましたか。

保育士不足は日本の課題として注目されています。

資格試験は決して簡単なものではありませんが、あなたのことを待っている園児のみなさん、働く保護者のみなさん、そして先輩の現役保育士さんがたくさんいます。

年2回にチャンスが増えましたから、この制度をうまく活用して一日も早く保育士として活躍できるよう頑張ってくださいね。


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