【0歳児クラス】保育7つのポイント


0歳児担当の保育士さん、どんな保育をしていますか?
この記事では、6か月未満の子どもの保育についてポイントを7つにまとめました。

まだ慣れない新人保育士さんは、ぜひ繰り返し読んで現場の保育に日々生かしてください。
ベテランの保育士さんにとっては、当たり前と思うところが多いかもしれませんが、ぜひこの記事をきっかけにおさらいしてみてくださいね。

1.腹ばいで遊ぶ

2~3か月の頃から、機嫌の良いときや体調の良いときに腹ばい姿勢にしてみましょう。
まだ上肢がしっかりしていない時期なので、長時間腹ばいのままにならないように気を付けてくださいね。

また、上肢で支えられないうちは窒息の心配があるので、安全面には十分に注意をして見守りながら試していきましょう。

腹ばいであそぶ際は、次の3つのポイントを確認しましょう。

・おもちゃの動きを追って上下・左右を見るか。
・人や物に対して、興味・意欲があるか
・頭が上がるか。

 

1-1.クッションで支えてあげる

胸の下にクッションやタオルなどを入れて支えてあげると、腹ばいの状態で手を使って遊びやすくなります。
子どもが興味をもったおもちゃを持たせてあげましょう。

 

1-2.保育士と向かい合ってあそぶ

顔を上げた姿勢を保てるように、保育士が向かい合ってあやしたり、おもちゃで遊んであげましょう。
「頭が上がるか」というポイントの確認もできます。

 

1-3.寝返りしてみる

寝返りは、子どもが自力で行うことが大切です。
保育士は、子どもの「動きたい」という気持ちを引き出すようにサポートしてあげましょう。

具体的にはどのようなことをするといいのでしょうか?

  • 仰向けの状態のときに、正面や横側から話しかける。あるいは、おもちゃを見せるなどして、寝返りを誘ってみましょう。
  • 寝返りをし始めたら、見守りながら様子をみて介助します。
  • 寝返りをしたら、意欲を損なわないようにおもちゃに触れられるようにしてあげましょう。

 

寝返りのときは、次の4つのポイントを確認するようにしましょう。

  • 体を反らしすぎていないか。
  • 下になった腕を自分で抜けるか。
  • ひじを伸ばし胸を張って、顔をしっかり上げているか。
  • 左右どちらにも寝返りできるか。

 

2.赤ちゃんの抱き方

0歳児さんを抱くとき、声は掛けていますか?
赤ちゃんだからと声を掛けずに抱き上げてしまうことがありますが、子どもは抱っこされると急に姿勢が変わります。

抱き上げる前に、「抱っこするよ」「○○しに行こうね」など、声を掛けてから抱っこするようにしましょう。
子どもも心の準備ができます。

また、赤ちゃんを抱くときは、首がすわっているかどうかが重要です。
首がすわる前は、縦の姿勢を保つ筋力が備わっていないので、だきかたによっては子どもの体に大きな負担がかかります。

発達に合わせた抱き方をしましょう。
姿勢・視界が変わるため子ども自身は縦抱きを喜びます。
しかし、首がすわる前や頭を支える筋力が十分に育っていないうちは、縦抱きはしないようにします。

首がすわる前は、首と頭を支えて子どもの体が水平になるように抱きましょう。
首がすわるようになったら、縦に抱いても大丈夫です。

子どもに保育士の手を握らせ、自力で起き上がろうとする力も引き出してみましょう。

 

3.あやして遊ぶ

3か月頃から、あやしてあそぶと「社会的微笑」が見られるようになります。
5~6か月頃には、身近な親しい人と知らない人とを見分けられるようになってきますよ。

信頼関係が芽生えるこの時期は、一対一の関わりの中で笑いを共有していくことが大切です。

 

3-1.不快が快に変わるやりとりをしよう

「お腹が空いた」「おむつが濡れた」など、不快な思いを泣くことにより表現するようになります。
保育士は、その子どもの思いをキャッチして対応しましょう。

子どもの「不快」が、大人の関わりで「快」に変わるというやりとりが大切です。
このやりとりが応答的やりとりの始まりで、これを繰り返すことで信頼関係を築くことができます。

 

3-2.笑顔を引き出そう

3か月頃から「社会的微笑」が見られるようになります。
この社会的微笑は、大人があやすと笑い返す、大人の目を見て笑うという反応です。
手足をバタバタさせてはしゃぐような反応もこれに含まれるでしょう。

0~1か月頃の生理的微笑と異なり、周りの大人や音などに反応して生まれる笑顔です。

あやしあそびは、その社会的微笑とともに全身運動も引き出します。
あやして笑って、関わり合う遊びをたくさんしましょう。

 

3-3.発声を豊かにしよう

社会的微笑にともない、声も出るようになります。
これは、首がすわることで喉が開き、発生器官が発達するためです。

発声を引き出す遊びも取り入れていきましょう。

例えば、「いないないばあ」や「くすぐりあそび」、「なん語の真似」などをしてみるといいでしょう。
唇をぶるぶるさせるというのもいいですね。

 

4.見て触って楽しむおもちゃ遊び

視界や触覚の刺激に興味を示す時期です。
おもちゃは、目で追えるもの、口に入れたり触ったりできるものを用意しましょう。

おもちゃで遊びながら、興味を持つ様子や、ものを目で追っているかという様子も確認します。

 

4-1.おもちゃの種類

①つりおもちゃ

オルゴールメリーや、赤い毛糸玉を吊るすようなおもちゃです。
子どもが目で捉えやすいように、胸元30~50㎝くらい離して吊りましょう。

万が一、落ちても子どもの顔の上に落ちない位置に吊るすように注意します。

 

②握るおもちゃ

ガラガラ音のなるおもちゃや、にぎにぎできるもの、歯がためなどです。
おもちゃは、子どもの胸のあたりで見せてあげ、手に取ろうとする気持ちを高めてから握らせます。
てのひら全体に入る大きさのものを選びましょう。

 

4-2.追視の確認

おもちゃであやしながら、追視=目で追っているかの様子を確認しましょう。
ひもつり輪や、ガラガラなどを仰向けの姿勢のときに顔から胸の正面あたりで振ってみます。

子どもが目で捉えたことを確認してから、ゆっくりと上下・左右に動かしてみましょう。
子どもの月齢や発達の様子を踏まえ、目で追う様子や追視が途切れないかを見ていきます。

1~2か月頃には「点としての追視」、3か月頃には「線としての追視」、4か月頃には「面としての追視」ができるようになると言われています。
あくまでも目安ですが、参考にしてみてください。

 

5.快適な午睡環境を整える

赤ちゃんの頃は、昼夜関係なく眠りと覚醒が繰り返されていますよね。

しかし、4か月ころになると、昼夜の区別がつくようになります。
6か月頃には、昼間のリズムも確立してきます。

午睡のときには、快適な環境を整えることで、家庭と連携をしながら生活リズムを整えていきましょう。

集団生活の中でも、一人ひとりの快適な睡眠を守ることが大切です。
午睡時の環境や子どもの状態に配慮するようにしましょう。

 

6.おむつ交換の仕方

3章に出てきた、子どもの「不快」を「快」に変えることの一つが、おむつ交換です。
おむつ交換は、流れ作業にならないように、一対一での関わりを大切にすることがポイントです。

おむつ交換をするときは、優しく声を掛けながら行うようにしましょう。

①「おしっこ出たね~」「うんち出たね~」「綺麗にしようね~」など、子どもの不快を快に変える言葉をかけてあげましょう。

②腰の下に手を入れておしりを持ち上げます。新しいおむつを下に敷き、さっと取り替えます。

③交換後、子どもの両手首を支え、子どもには保育士の親指を握らせて子どもが自分で起き上がろうとする力を引き出します。

 

7.一対一で授乳をしよう

授乳は、栄養補給のほかに、お母さんやお父さん、保育士と一対一で関わる大切な時間です。
保育園での集団生活の中でも、必ず一対一でゆったりとした気持ちで授乳しましょう。

 

7-1.入園時にミルクについて確認する

入園時の面談では、保護者とともに次のことを確認しましょう。

  • 園のミルクメーカーを伝える。
  • 母乳からミルクに切り替える場合、入園前から哺乳瓶の乳首に慣らすことを提案する。
  • 入園後も様子を見ながら進める。
  • 母乳希望の場合は、冷凍母乳の扱いについて相談する。
  • ミルクアレルギーのある場合は、個別対応を確認する。

 

7-2.ミルクの準備

①ミルク
ミルクの入った哺乳瓶は、取り外しができる輪ゴムの付いた名札などを用意し、間違いのないように十分気を付けましょう。

②冷湯

③おしぼり

 

7-3.授乳の仕方

①ミルクの温度、キャップのゆるさを確認します。

②「ミルク飲もうね~」など、声を掛けながら、おしぼりで子どもの口周りを拭きます。

③乳首を口にちょんちょんと当てて刺激すると、自分から口に含みます。必ず一対一で行うようにしましょう。
抱っこして微笑みかけたり、「たくさん飲めたね~」などと話しかけながら、保育士自身もゆったりとした気持ちでミルクをあげるようにしましょう。

④授乳後は冷まし湯を口に含ませ、おしぼりで口周りを拭いてあげます。

⑤縦に抱いて、背中を下から上へ優しくなで、げっぷさせます。

 

8.まとめ

いかがでしたか?

これで0歳児担当の先生は、ポイントをしっかり押さえられたと思います。
6か月以降の0歳児さんについては、また別の記事でご紹介します。

子どもたちのお世話はもちろん、発達を見守る保育士のお仕事。
気を付けるポイントや、子どもの様子から発達を見るポイントなど、たくさんご紹介しました。

ぜひ保育の勉強に、日頃の保育を振り返る参考にしてください。

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