#保育園入りたい なぜそんなに入りたいのか?


毎日メディアで目にする #保育園入りたい 関連の言葉たち。
それを観ていて思うのは、#保育園入りたい 人たちは本当に全員保育園に入りたいのかなと。
何言ってんだ入りたいに決まってるだろ!と怒らないでください…喧嘩を売りたいわけじゃないんです。

まず、保育園に入りたいからには#お金が必要で働きたい #仕事を続けたい #病気で子どもをみるのが難しい #介護しなきゃいけない etc.
色々な理由があると思うんですよね。

保育士さん授業でやりましたよね?
保育園に入れる子どもって児童福祉法で決まっている”保育に欠ける児童”なんです。
本当にそんなに大勢の子どもたちが保育に欠けているのでしょうか。
だとしたらなぜこの国はそんなにも保育に欠ける児童で溢れかえっているのでしょうか。

 

本当に「いま」保育園に入りたい?

私は待機児童が比較的少ないと言われている横浜で子育てをし、働いています。
フルタイムで働きながら妊娠がわかったとき「産休育休を挟み復帰する」か「辞める」という選択しか頭に浮かばず、前者を選択しました。

育休は1年だけど1年半でもいいよと言ってくれる職場でしたが、8月生まれの息子が1歳半を迎える頃には次の年度の枠取り合戦が激しいと思い、1歳になるタイミングで入れる保育園を探しました。

そして0歳児のクラスがあと2人で定員なので来月はわかりませんね、と言われた乳児園(0~2歳クラスのみの保育園)にギリギリセーフで申し込み&入園ができました。
私の場合は割とベストマッチな時期ではあったのですが、ポイントは”あとで保育園に入れなくなるからいま入った”ところです!

保育園不足や共働き育児への関心が高まる昨今、大きな企業や理解ある職場は育休1~3年とってもいいよと言ってくれる場合もあるのではないでしょうか。
ただ途中入園の厳しい保育園事情で、1歳児クラス2歳児クラスなんて入れる気がまったくしないんですよね!

都内なんて保活の為に妊娠時期を決めたり、妊娠がわかり胎児の心拍が確認できた瞬間から申し込みをしたり、少しでも優先して入園できるように書類上離婚して片親家庭にしたりまでする方がいると聞きます。

それでも入れるかどうかわからない。
そんな中、もし保育園に入れるチャンスがあったならば、とにかく今すぐに入って枠をとっておくというのも無理はないと思うんです。

でももしチャンスを手にしてとにかく入園を果たした人が、少し後でも保育園に入れたとしたら、、本当は育休をしっかりもらって大切な我が子の今しか見られない成長を見守りたかった。
完全母乳育児をしてみたかった。
産後の体の不調をおしてボロボロのまま復帰なんてしなかった。…かもしれないですよね。

(実際私の友人はこの1月末に生まれた子どもがお腹にいるときから入所申し込みをし、4月から預けます。そうしないとお姉ちゃんと同じ園に預けられなくなるからだそうです。)

 

園によって違いはありますが、0歳児クラスのある認可園は産休明けから預かれることになっています。
つまりチャンスをつかんだ親御さんは2ヶ月の赤ちゃんを預けます。

今回使わせていただいた写真がちょうど2ヶ月の赤ちゃんですが、2ヶ月なんて首も座らずふにゃふにゃで皮膚とかやぶけちゃうんじゃないかと思うくらい薄くって全身全霊で守ってあげなきゃいけないオーラ出してるんです。

もちろん私たち保育士は全身全霊で保育しますけど、もう少しだけ、あと少しだけ、この子がお母さんとくっついていられたらよかったのにな…と思ったことはあります。

もし、本当はまだ猶予があるけれど保育園に入る為にはやくから引き裂かれている親子がいるのなら悲しいことだなぁと思いますし、その数ヶ月~数年の枠を切実に保育園が必要な世帯が使えないのはもったいないと思います。

 

ライフステージを進める中で子どもを除け者にしないとできない事があるってどういうこと?

保育の必要性が認定される条件に、”病人や障害者を介護しているとき”というものがあります。

少子化が進み一人っ子同士の夫婦は四人の親を介護する可能性があるくらい、親の介護問題も身近なものとして見すごせませんし、家族の介護をするってあまり特別な問題じゃないはずなんですよね。

専門分野外の介護はわからないことだらけなので私の周りの経験から単純な疑問としてなのですが、人ひとりのライフステージが進む中で子育ての時期と介護の時期がかぶったとき、なぜ小さな子どもを保育園にいれないといけないのかなと思います。

 親の介護が必要なとき

ウン十年前に私自身が子どもだったとき母は自宅で約10年間祖父母の介護にあたっていました。
私はまだ母と同じ布団に寝ていた位の歳でしたが、弟妹ではなくまさかのおじいちゃんおばあちゃんに母をとられた気持ちでしたね。

もちろん母も私を育てながらの24時間介護は辛かったと思いますが、私の目には常に祖父母にかかりきりに見え、自宅には訪問看護師さんやヘルパーさんが出入りし難しい話がわからない私は完全に仲間はずれ状態でした。
正直とても嫌でしたね!祖父母を嫌っていた時期もありました。

自宅でそんな状態にならない為に保育園に預けるのでしょうが、もっともっと国全体で介護を助けてもらって、子育て中の親が子どもの為に時間を使えるようにはならないのでしょうか。

 子どもの兄弟に介護などが必要なとき

もうひとつ、兄弟に障害を持つ子どもがいると、特別支援学校だとしても付き添わなければならないケースに出会ったことがあります。
学校側で対応準備の整っていないケアがあると、保護者が登校から下校まで学校につきそっていなければなりませんから、その場合は弟妹がいれば保育園に預けることになるでしょう。

「きょうだい児」はそれでなくとも我慢が必要な時や葛藤が必要な時があると思います。
これにも毎日の付き添いが必要ない対応準備や、国から介護を助けてもらって、親が平等に時間を使えるようになってほしいと思います。
このパターンの場合、預けている時間働いているわけじゃないのに保育料はかかりますよね。経済的にも負担になりそうです…。

 

問題点はズレるけど #保育園入りたい

その他、少数ではありますが定員と関係なく保育園に入れない子どもたちと困っている親御さんたちがいます。

医療的ケアと呼ばれる導尿や痰の吸引、経管栄養などのケアが必要な子どもたちです。
日常の手助けの一部とされ、特別支援学校では一部の教諭に認められるなど医療とは異なるもので看護師なら法的には問題なくケアにあたれます。

そして保育園については、医療的ケアや障害を理由に自治体が受け入れを拒否してはならないとする判例も出ていますが、看護師の常駐する保育園でも受け入れてもらえることはほぼありません。

最近は都内のNPOで病児保育や小規模保育とならび障害児保育に尽力されている話題を目にしますが、もっともっと広まってこちらの #保育園入りたい も改善されてほしいなと思います。

 

「#保育園入りたい」に、いち保育士が思うこと

#保育園入りたくないけど入らないとしかたない 人たちが少しでも減りますように。
#保育園入りたい 人たちが入りたいときに入れますように。
私たち保育士は、100人の子どもが100通りの理由やスタイルで入所してきたとき、できる限りひとりひとりに応じた保育と子育て支援ができますように。

保育士になりたい、保育士に興味のある方は
ぜひお気軽にご相談ください。