保育士さんには、毎日の保育の中で「子どもって可愛い」と改めて思う瞬間ありますよね。
今日はそんな日常の何気ない、それでも印象に残っているエピソードを3つご紹介します。
幼いながらに一生懸命お茶を拾う
1歳半の男の子、自我が少しずつ芽生え、こちらの言うことも分かるようになったある日のおやつの時間のお話です。
いつものように大好きなおやつを食べ終わり、お茶を飲もうとした瞬間“バシャ!”
お茶をこぼしてしまいました。
すぐにマズイと思ったようで、こぼれたお茶を一生懸命手でつかもうとしていたのです。
幼いながらに失敗してしまったという思いとどうしようも出来ない思いが伝わってきます。
保育士と目が合った途端、涙がこぼれてしまいました。
まだ一歳半でも、自分の失敗を一生懸命何とかしようとする、健気な姿はとても愛おしかったです。
私も言われてみたい!
臨時保育で一定期間保育園に通っていた小学3年生の男の子のお話です。
とても面倒見がよく、園児全員が彼を慕っていました。
ある日、双子のAちゃんがBくんに「Bくん、Aちゃんの傍におって」と悲しい声で訴えています。でも、Bくんは遊びに夢中。
それを見た小学3年生の男の子が一言、
「さみしいん?俺が傍におったげるけん」そういってAちゃんを慰めていたのです。
誰に対しても優しく、紳士のような対応を見せた彼に、保育士はメロメロです。
「私も言われてみたいわ~」とAちゃんを羨む保育士でした。
身体を動かすのが大好き!
園ではお兄さん的な存在でムードメーカーな、3歳の男の子のお話です。
夢は広島カープの選手になること!
ある日、園庭でボール投げをしていると、両方の人差し指を立てて妙な動きをしていました。
「Cくん、それ何?」と聞くと、「五郎丸!」と返事が返ってきました。
夢は野球選手ですが、話題の五郎丸選手のルーティンを真似るあたり、やっぱり子どもです。
そこは「野球じゃないの?」と、思わず突っ込みたくなる出来事でした。
いかがでしたか?
子どもは私たちが思うより大人な一面を持っていたり、やっぱり子どもだなと思う可愛い姿を見せてくれます。
保育士は、毎日色んな顔を見せてくれる子どもたちの成長を側で見守れます。
振り返ってみて改めて、「保育士の仕事ってやっぱりいいな、大好きだな」と思いました。