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はじめてのお仕事!新卒保育士の目の回るような毎日
4月、ひとつ大きな学年にあがって慣れない子どもたち。
入園したばかりの子どもたちも、初めての集団生活に戸惑っているでしょう。
そんな中で、密かに誰よりも緊張感を持って過ごしているのは新卒保育士さんたちかもしれません。
まだ新しいクラスに馴染めず泣いている子どもたち同様、新卒保育士さんは初めての社会人です。
子どもたちを預かるという大事なお仕事、また保護者の対応、と目の回る毎日がはじまります。
今、子どもたちと笑顔で過ごすベテラン保育士さんたちも、はじめは戸惑い、先輩の指導に涙した日もあったでしょう。
ここでは、そんな新卒保育士さんたちに準備して欲しい心構えをあげていきます。
本当に若さとフレッシュさが武器になるの?!
新卒保育士さんたちの魅力といったら、「若さとフレッシュさ」。だからといってこれが本当に武器になるの?と思うかもしれません。
確かにこれだけでいいわけではないのですが、先輩保育士さんや、自分よりずいぶん年上の保護者だって、新卒保育士さんにベテラン保育士かのような対応を求めているわけではありません。
わからないことはわからないままにせず、失敗してもそれを認め、改善する意欲を誠実に感じることができれば、充分なのです。
大切なのはチームワーク!ほうれんそうって?
特に問題となるのが「ほうれんそう」を怠ること。
子どもの怪我や、トラブルに関わることを大事になってはならないと「報告、連絡、相談」せずに自分だけで処理してしまうのは大変危険です。まずは身近な先輩に相談しましょう。
保護者との対応は、慣れも必要ですし、その保護者によって、また園の方針によっても違います。
まずは先輩に相談し、先輩がどう対応しているのか、見て学ぶことです。自分のクラスだけ見ていればいいわけではなく、保育士はチームワークが大事なのです。
他の先輩保育士さんが必ずサポートしてくれます。
保護者とどんな話をしたらいいの?
実際に話をしてみると、新卒保育士さんが緊張しているのって、保護者にも伝わっているんですよね。
自分だってはじめて社会に出てきたときこんな感じだったな、と結構暖かく見守ってくれているものです。
保護者が一番心配なのは我が子がどんな風に園で過ごしているか、ですから、新卒保育士さんはその気持ちに寄り添って、小さなことでも「こんなことしているのを見ましたよ」とまずは話をしてみてください。
それだけで「あぁ、先生はうちの子どもをみてくれているな」と安心するものなのです。
子どもたちが安全に過ごせるために
さて、次に、新卒保育士さんに頑張ってほしいこと。
それは掃除や、保育の準備、指導案など子どもたちと関わるための準備です。
時にはベテラン保育士さんよりも多くこなさなければならない掃除や準備があるかもしれません。
そんな時も不満に思わないでください。
子どもたちが楽しく安全に園生活を送れるために保育の準備は大切な仕事です。
先ほども述べたように、保育の現場はチームワークですから、先輩にしか出来ない、新卒保育士さんには難しい仕事があるはずです。
まずは自分に任された仕事を一生懸命頑張りましょう。
先輩だって頼られたい!
どんな保育士さんも、慣れないことからコツコツスタートさせてきた経験があります。
新卒保育士さんが日々大変であることはみんなわかっています。
先輩だって、そんな後輩に頼られたら嬉しいはず。
1年目は日々勉強で、あっという間に過ぎていきます。
最初にお話した「若さ」は日々の体力をリセットできる最高の武器です。
「フレッシュさ」は子どもたちと無邪気に遊べる強み、そして先輩の指導を柔軟に吸収できることです。
これらは歳を重ねるにつれ、悲しいことに失われていくものなのです。
先輩保育士さんにとって、新卒保育士さんはキラキラと眩しい存在なんですよ!
保育士不足が叫ばれる中、新卒保育士さんは大切な存在なんです。
きっと大丈夫、頑張ってくださいね!