登園時の姿から感じた事
昔から子どもは親の背中を見ているとよく言ったもので、保育園で働いているとそのことわざに思わずうなずく場面に何度も遭遇します。
お父さん、お母さん達は保育園に入る時、靴をきちんと次に履きやすい様に反対にして揃えていますか?
朝は時間が無くてつい脱ぎっぱなしで保育室へ走り込むお父さんお母さんの気持ちは分かるのですが、靴がハの字になって投げ出されている光景を見た時、保育士として、あぁ、、、と思ってしまうのです。
なぜかと言うと、いつもお散歩から帰って来た時、担任保育士が子どもたちに「靴は並べて下駄箱に入れようね」と言葉がけをしているのですが、分かる年齢の子どもたちの中には、「だってパパのお靴ハの字だもん!」と返す子がいるのです。
私は日常のちょっとした所作も含めて保育士がきちんと示して、伝えていくことも保育の一つだと思っています。
どうかお父さんお母さん、靴の脱ぎ方もそうですが朝のお支度時の洋服の畳み方も含め、子どもが後ろで見ていると意識して行ってみてはいかがでしょうか?
️連絡帳記入のお願い
早番で子どもたちを受け入れる当番の保育士がいつも我が子を見てくれている担任保育士とは限りません。
もし同じ園の保育士でも我が子と接する時間が短めな他のクラスの保育士が受け入れ担当の早番だった場合、どうしても普段の様子が分かりにくいことがあるのは致し方ない事です。
大まかな伝達事項は大体、早番遅番連絡ノートやスタッフルームの掲示板などで情報共有していますが、日中の遊ぶ様子などはそのような情報共有ノートには記入されていないことがほとんどです。
担任保育士が早番なら朝の受け入れの際に保護者から直接細かく質問をし、視診をする事も可能ですが、勤務体制の関係で中番や半休などだった場合、子どもの体調や昨日の就寝時間や夕食の有無などの情報が連絡帳に記入されてない場合、担任保育士はとても困ることが多くあるのです。
例えば、子どもの様子が午前中ボーっとしている姿を見て、連絡帳の昨夜就寝時間を確認すると、「あぁ昨日ねるのが遅かったのか」と少しゆったりする時間を作り配慮することができます。
しかし何の記入もないと、どうしてボーっとしているのか分かりかねてしまいます。
子ども自身が家庭での様子を担任保育士に話すことができれば話は別ですが。
しかし乳児は難しいですよね。やはり連絡帳は保護者と保育士と我が子をつなぐ大切な情報共有ツールなのです。
どんなに忙しくても、一文でもよいので最低限な事項を書いてくれているだけで保育の組み立てがスムーズになるんです!
今は書くのも大変な保育園の連絡帳ですが、将来、我が子が大きくなった時に読み返すと、あんな事もあったとかこんな事もしたなどの育児日記になりますよ!
お忙しいとは思いますがお父さんお母さん方、どうか連絡帳への記入をよろしくお願いします!