いよいよ明日から新年度スタートですね。
今年は持ち上がりでしたか?それとも新しいクラスでしょうか?
新卒の保育士さん、また新しい職場でお仕事をスタートする保育士さんもいらっしゃいますね。
保育士にとっても、ドキドキの新年度。
子どもたちもたくさん不安を抱えているはずです。
新しい環境に馴染めず、不安を抱える子どもたちに寄り添うにはどうしたらいいのでしょうか?
子どもの不安に寄り添う
大人でも緊張しやすい人と緊張しない人がいますよね。
子どもにも、環境が変わることで大きな不安を感じる子、緊張する子がいます。
転入して新しく保育園に来る子、幼稚園の年少クラスに入ってくる子はもちろんですが、
進級して新しい先生、新しいクラスになる子どもたちのケアも大切です。
どんなことで不安を感じるの?
進級した子どもたちは、担任の先生やお友だちなど、環境ががらりと変わってしまうことに大きな不安を感じます。
昨日まで元気に保育園に来ていたのに、新しいクラスになって急に「保育園に行きたくない!」と泣き出す子もいます。
そんなときは、まず子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。
新人保育士さんは、「泣き止ませないと」「早く慣れさせないと」とつい焦ってしまいます。
しかし、まずは子どもの気持ちに共感し安心感をあたえることが大切です。
子どもの立場に立ってみよう
子どもの不安に寄り添うには、子どもの立場に立って考えることが一番です。
頭ではわかっていても、案外本当に人の立場に立って考えるのって難しいですよね。
4月から4歳児クラスに進級したともちゃん。
3月まで仲の良かった、はるちゃんとはクラスが別々になってしまいました。
大好きだったあやこ先生も担任ではなくなります。
他のお友だちだっているけれど、やっぱり不安です。
はるちゃんに会いたい。
あやこ先生にだったら言えたことも、新しい先生には言えません。
不安で涙が溢れてきてしまいました。
そんなとき、保育士は「今日からたんぽぽ組のおねえさんだよ。泣かないよ~。」などと言わないようにしましょう。
「はるちゃんとあやこ先生いなくて、不安だったんだね。泣きたいね~。」と共感してあげます。
子どもは自分の気持ちに寄り添い、共感してくれる大人に信頼感を抱きます。
泣いていいんだと思うだけで、気持ちが楽になることもありますよね。
「先生は不安な気持ちをちゃんとわかっているよ」ということを伝えましょう。
保護者と積極的にコミュニケーションをとろう
新年度は、保護者も新しい環境に子どもが馴染めているか、子どもが保育園に行きたがらなくなってしまったなど、不安に感じています。保護者のサポートもしっかりしましょう。
また、子どもたちの不安の原因を保護者との会話から探ることもできます。
おうちでは、こういう話をしているなど子どもたちがまだ見せてくれない本音が隠れていることも多いものです。
保護者との信頼関係もはじめが肝心です。
保育士の方から積極的に保護者に声をかけ、話を聞くようにしましょう。
保護者が心配しすぎて、その気持ちが子どもに伝わり、子どもが不安定になっているというケースも中にはあります。
まとめ
いかがでしたか?
明日からいよいよ新年度。
忙しい1年がスタートしますね!
子どもたち、そして保護者の不安に寄り添うこと、忘れないでくださいね。
どんな新しい子どもたち、お父さんお母さん、そしていっしょに働く保育士さんとの出会いが待っているでしょうか?
期待と不安が入り混じる新年度の始まりです♪