保育士の心得 〜子どもたちの見本になるために〜

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保育士は、子どもたちにとって初めての先生ですよね。
そして、保護者にとっても、子どもの初めての先生です。

子どもにとっての初めての社会である保育園、そして保育士から学ぶことはたくさんありますよね。
ですから、いい見本となるために気を付けなければいけないことも、たくさんあるのです。

今回は、保育以外の部分で気を付けて欲しい、身だしなみやマナーについてご紹介していきたいと思います。
子どもたちの初めての先生である保育士の心得として、身につけて下さい。

化粧をすべし

まずは、社会人として当たり前の身だしなみです。
私が保育士になって驚いたのは、すっぴんの保育士が非常に多いということでした。

早番もあり朝が早いのは分かります。
けれど、すっぴんというのは・・・。血色も良く見えませんし、元気にも見えません。

私が学んだ短期大学では、「必ず口紅を塗りなさい」と言われていました。
子どもに化粧がつくから、などという意見を聞いたことがありますが、何もきちんと化粧をしろとは言いません。
薄化粧で十分です。眉毛と口紅だけでも印象は全然違うと思います。

保育士は、子ども相手ですが、見られている職業です。
保護者だけでなく、お散歩等では地域の方ともお会いするでしょう。
見られている、という感覚を身につけて欲しいと思います。
化粧をしていないという保育士の方には、是非化粧をして頂きたいです。

清潔にすべし

続いても、身だしなみです。
清潔とは、髪型や服装、爪など全てにおいてですね。

インフルエンザやノロウィルスなどが流行る冬は特に気を付けたい清潔ですが、職場で着替えていますか?
通勤した服装の上からエプロンをつけて仕事をしていませんか?
着替えていないという方、着替えて下さい!

私の勤めていた認可外保育所では、パートさんが通勤着で仕事をしていて驚きました。
認可外だから、パートだから、というのは言い訳だと思います。

子どもにとって、保護者にとっては、全員が保育のプロです。
命を預かる仕事であり、安全で清潔な環境を作ることも保育園の仕事です。

着替えていないという方、着替えていない保育士が同じ職場にいるという方、意識を変えて改善していきましょう。

言葉に気を付けるべし

言葉というのは、とても難しいですよね。
子どもに声かけをする際、言葉選びに気をつかっているという保育士は多いと思います。

どう言えば子どもに届くのか、私もよく悩みました。
声かけは、年齢によっても違ってくるものですよね。

例えば、乳児なら短い言葉で分かりやすく伝えていると思います。
その際、「だめ」と言っていませんか?
「だめ」という言葉は短くて言いやすい言葉ですが、私の保育園では、「いけない」という言葉を使うようにしていました。

「おもちゃをとったら、いけないよ」「たたいたら、いけないよ」など、何をしたらいけないというのを伝えるように心がけていました。
保育士のつかう言葉は、子どもたちの見本です。

保育士の口癖は、子どもたちにすぐに移りますよ。
プライベートで使うような言葉遣いは、子どもに言わないようにしたいですね。

食事のマナー

食事のマナー、気にしたことありますか?
保育園では、幼児クラスは子どもたちと一緒に給食をとり、乳児クラスは食事の援助をするというところが多いでしょうか。

幼児クラスでは、子どもに見られていますから、箸の持ち方、お皿の持ち方、食べる姿勢、好き嫌いなど、もちろん出来ていますよね?
私は、保育士になると決めた高校生の時まで、いわゆるバッテン箸でした。

ある日母親に「子どもの見本になるのに、その持ち方でいいの?」と言われ、猛特訓して直した経緯があります。
お箸って難しいですよね。私と同じように箸の持ち方が変だという方、毎日やれば治ります!治しましょう!

マナーは幼児クラスだけではなく、乳児クラスでも気を付けなければなりません。
乳児だからと言って、お箸でお皿を寄せたり、ご飯とおかずを混ぜたりしていないですよね?

私は以前、肘をテーブルに乗せて食べさせている保育士に注意したことがありますが、その保育士は自分が食べる時も、肘をテーブルに乗せて食べていたので、癖なのだろうと思ったことがあります。

食事のマナーというものは、日々の積み重ねです。
私もバッテン箸を社会人になる前に直せて、本当に良かったと思います。
恥ずかしい思いをせずに済みました。最初からきちんとした箸の持ち方が出来ていれば・・・と思いますが、子どもの頃に何度も嫌がったそうで、家族で変なのは私だけでした。
癖というものは、自分では気付きにくいものですが、いま一度食事のマナーを意識してみてはいかがでしょう。

いかがでしたでしょうか?
今回は、保育士の心得についてお伝えしましたが、全て出来ていましたか?

これはあくまで一例ですので、普段から身だしなみやマナーには気を付けていきたいですね。
子どもにとって初めての先生である、私たち保育士。保育園の先生を覚えている、保育園の先生が好きだった、という声は大人になってからもよく聞きます。
やはり、とてもやりがいのある仕事ですよね。
子どもたちの見本となり、いい先生となれるよう、保育の質も保育士としての心得も磨いていきましょう!

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