保育士を辞めるの止めたは私だ!!

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保育士が転職を考える際、転職先に保育園、もしくは他業種にしようかと迷われる方がいるかもしれません。
保育士という仕事は過酷な労働内容にもかかわらずそれに見合ってない給与体系ということもあり、転職するなら保育園以外の仕事を選んだ方が良いかもしれないと考えてしまう保育士も多くいると思います。

少しぐらいの無理をしてでもやりがいのある保育士を続けた方がいいのか、それとも思い切って他業種へ転職した方が良いのか悩んでいる保育士さんの為に、他業種へ転職を考えたこともある私がどうして保育士を辞めるのを止めて、今でも保育士を続けているのかをお伝えいたします。

 

どんな大人だって昔は子どもだった!!

偉い議員さんだって、子どもが好きな大人だって、保育園に子どもの声がうるさいと苦情を言いに来る大人だって、みんな昔は子どもでした。
そんなの当たり前のことですが、子どもから大人にいきなりなる訳ではありません。
みんな成長して子どもから大人になるのです。

成長過程を身近で寄り添える仕事。
それが保育士という職業だと思っています。

先日、成人を迎えた卒園児に偶然出会いました。
幼児だった頃の面影が残る表情や仕草を懐かしみながら昔話に花が咲きました。
私はこのような時が一番保育士をしていて良かったと思えます。

一緒に怒って泣いて遊んでいた子ども達が大きくなっても自分のことを覚えていてくれる職業はそんなに多くないと思います。
たくさんの子ども達に関わるということは、その子たちが大人になった時に「成長を感じられて嬉しい」というご褒美をもらえることだと実感しています。

 

保育士は専門職だと自信を持てた!

数年前まで、自分の職業を他人に伝えた時、「保育士って子どもと遊んでいるだけで良いですね」とか、「小さい子は素直だから、仕事は楽しいでしょ」と勝手なイメージだけで仕事内容を軽く言われることが多くありました。

しかしここ最近はその逆です。
なぜかというと都市部での待機児童問題や保育士不足がマスコミで取り上げられ、保育士の仕事内容が具体的に紹介される機会が増えたからです。

自分の職業が保育士だと言ったとたん、
「保育士の仕事は子どもと遊んでいるだけだと思っていましたが、とても大変なのですね。知りませんでした。」
「遊ぶ内容まで計画を立てて書類にまとめているとは知りませんでした。」と驚かれるようになってきたことに、やっと保育士の仕事内容が認められたように感じました。

待機児童問題の原因の一つに保育士不足があり、その保育士不足の原因の一つに重労働のわりに低賃金であると、これだけ保育士がクローズアップされたことは過去にはありませんでした。
保育士を何度も辞めたいと思いながらもニュースキャスターが保育士は社会になくてはならない仕事だとコメントしてくれ、保育士を続けていて良かったと自信が出てきました。
社会問題である待機児童問題を解決するにはまず保育士の地位が向上し、楽しく働ける労働環境を作ることだと思います。

 

お散歩は子ども達と地域を繋ぐ、社会活動。

保育士は子ども達の成長に寄り添える仕事です。
それと同時に地域に社会貢献できる仕事でもあります。
お年寄りが多い地域を子ども達とお散歩に出ると皆さんからご挨拶してくださいます。

また、商店街をお散歩すると店主さんの方から元気に手を振ってくださいます。
このように子ども達と日々のお散歩を通じて地域に入り込むことによって子ども達の笑い声という新しい風が吹いているのを肌で感じています。

地域に子ども達と一緒に入ることでその子どもたちが将来、自分が育った地域を大切にし、町の活性化を担う大人になってくれること願うばかりです。
子ども達と地域をつなぐ、そんな社会貢献活動のお手伝いができていることに喜びを感じてなりません。

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