保育士に向いてない…のホントの理由 これ以上消耗しないために考える転職

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保育士の人間らしさはどう評価されているか?

いつも保護者の前でニコニコしている保育士。
人間と人間の関わり合いである保育には子どもを叱る場面もある。
一緒に泣きたくなることもある。
そんな時、保護者や子どもを前にして笑顔でいられるためには、影で助け合える職場仲間との関係が重要ですよね。

とはいえ仕事中はグッと自分の感情は我慢せざるを得ない保育士たちの本当の「人間らしさ」は職場において、ちゃんと尊重されているのでしょうか。

 

保育士の身も心も削れる要因とは…

保育の仕事は、近年男性が増えてきているとはいえ一般的に女性がメインで動いている職場です。
客である保護者も母親との関わりが多く、女性メイン。だから保育士の世界は、年齢、卒業した学校、就業年数、子どもや保護者からの人気、子育て経験の有無…などあらゆる方面において、お互いマウンティングし合っているのが事実です。
若い先生だけでなく、ベテランの先生でも、ひとつのトラブルを起こしただけで微妙に崩れかねない職場のヒエラルキー。
これが保育士の身も心も削れていく原因なのではないでしょうか。

 

あなたの園はどんな子どもを育てていますか?

私は幼稚園、保育園、と数園で働いてきました。
現在仕事させていただいてるところはそもそも園長の方針により「人間らしさを尊重する園」なので、職員ひとりひとりにも「人間らしさの尊重」はされているように思います。
要はその園がどんな保育をしているのか。
「子どもらしさ」をうたっているところだって、実際保育を見てみると大人の都合の良いように子どもを動かしているだけのことが多い。
そこは園長あるいは園の保育方針を決める役割の人が、子ども、ひいては職員までもをひとりの「人間」として関わっているのかということが重要なのではないかと思っています。

 

向いてないかも…そう考えるのはまだ早い

私は「保育士に向いていない」ずっとそう思ってきました。
いつも明るく元気いっぱい!それが保育士だと思っていたのです。
実際私は大人しい方ですし、いつもニコニコできるわけでもありません。
そんな時に行き着いたのが今の園だったのですが、園長先生が、職員である大人の個性も人間らしさも、子どもと同じように認めて、生かしてくれる人でした。
しかしここでも環境が合わずに辞めた人はいます。
そして不思議とこの園には同じような志を持った人が集まることも分かってきました。

 

職員に求められているものとのギャップがあるはず

正直、自分には合わない保育観というのはあると思います。
そして園長なり主となる人物が、どういう子どもを育てたいと考えているかによって職員に求められるものが決まると考えています。
保育士不足が叫ばれていますが、それは保育士の給料が上がれば解決する問題ですか?
ただでさえマウンティングの多い職場でこれ以上消耗しないために、自分が自分らしく働ける環境を探すのも一つだと思います。
保育士に向いてないわけじゃない。
自然と笑顔が出て、子どもや保護者と向き合える場所はきっとあります。

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