保育士の仕事あるある番外編ということで、保育士ママあるあるをご紹介します。
同僚の保育士ママの話や、学生の時の友達がFacebookに投稿していた記事を元に、私の体験も合わせてまとめてみました。
1.自分の子の名前がなかなか決められない。
どんな親でも名前を決めるのは時間がかかると思いますが、保育士のように沢山の子を相手にしていると、本当に大変です。
思いつく名前の子はすでにいて、どうしても、その子のイメージが出てきてしまうからです。
「あの子は良い子だけど、ヤンチャだったからなー」
「あの子はお利口さんだったから良いかなー」
「あの子はすごく可愛かったなー」など、言い出したらキリがありません。
絶対職場では言えない事ですが…。
実際、私の次男も受け持った園児と同じ名前をつけました。
かなり迷いましたが、最終的に「あの子は可愛かったし、お利口さんだったから良いよね」と。
2.空き容器が捨てられない。
保育園では、廃材を使って作品を作る事も多い為、基本的にトイレットペーパーの芯やペットボトル、牛乳パック、空き容器、空き箱などは全てストックしておきます。
そして、常にそれを使って何が作れるかを考えています。
その癖は家庭に入っても変わりません。
さすがにトイレットペーパーの芯は捨てますが、プリンなどの空き容器は、「おままごとやお砂場で使えるな!」とストック。
絵本の表紙も「紙袋バックが作れるな!」とストック。
もちろんペットボトルも「室内遊びやお砂場だけでなくお風呂でも使えるな!」とストック。
使わなくなった食器までもストック。
そんなわけで、ストックは増え続け、気が付いたら大変なことになっています。
そして、年末の大掃除でほとんど処分する事になるのです。
3.大きなダンボールを見たら、何か作らなくてはならない衝動に駆られる。
これはFacebookでもよく見ます。
「ダンボールで電車を作りました!」「息子に車を作りました!」
実際に私も電車、車、的当て、ドラえもんのタイムマシーン、色々な物を作りました。
大きなダンボールは、何でも作り出す事が出来るので、保育園でもイベントの時はとりあえず大きなダンボールを調達しに行きます。
ちなみに現役時代に1番気合を入れて作った物は御神輿です。
その名残で、大きなダンボールを見るとついつい「このまま捨ててなるものか!」と思ってしまうのです。
4.自分の子ほど思い通りにならない子はいない
現役時代、上司に「仕事と自分の子育ては全く別。自分の子は本当に大変だよ。」と言われた事があります。
当時は気にも留めなかったのですが、今は毎日のようにこの言葉を思い出します。
「もっとお利口な子になるはずだったのに…」
「好き嫌いなく、何でも食べられる子になるはずだったのに…」
「トイレトレーニング、保育園では何人も外す事が出来たのに…」
「ひらがなや数字もちゃんと教えることが出来たのに…」
何もかも上手くいかない。
ちゃんと出来る自信はあんなにあったのに。
そう思っている保育士ママは多いと思います。
私も毎日苦しんでいました。
でも、この苦しみを経験した事で、園児のママ達の色々な悩みに共感出来るようになりました。
先生と呼ばれる立場上、気をつけないと上から目線になってしまうこの職業。
自分の子が体を張って、大切な事を教えてくれているのですね。
以上4点が保育士ママあるあるでした。
保育士と言っても、親になるのは初めてです。
自分の子を育てる事で、保育の幅は広がり、何より自分自身が成長していけると思います。