みなさんの保育園には夏休みがあるでしょうか。
もちろん園児は、お盆も夏休みも関係なく登園ですが、保育士の休みは保障されていますか?
今日はちょっと保育から離れたお話です。
保育士のお休み
「忙しくて」「休みもなくて」「仕事が多くて」と言われ続けている保育士ですが、私は夏休みこそ必要な休みだと考えています。
少し長めのお休みで遠出をしたり、普段できないアクティブなことをして見たり、趣味の時間をたっぷりとったりと、できることがたくさんあるのが「夏休み」です。
「そんなの取れないよ!」という声が聞こえて来そうですが、今日はぜひ「夏休みが必要だ」とみんなが認識できるような保育園になって欲しいという願いを込めて、記事を書きたいと思います。
経験からしか学べないこと
私たちが保育の計画を立てる時は、子供に実際に「経験」をさせることを大切にしていますよね。
それ、保育士である大人にも当てはまると思いませんか?
いきなり話がそれますが、私の身内に医大生がいます。
医大生はさぞかし勉強漬けの毎日だろうと思い、日々の大学生活を見ていました。
ところがその医大生は、サークルで汗を流し、サークルで遠征を繰り返し、友人と遠出で遊びに出かけ、とても充実した大学生活を送っています。
勉強は?というと……、これもまたびっくりする量の勉強をこなしています。
遊びと勉強の両立が上手だなーと思っていましたが、考えてみれば、それはとても大事なことではないでしょうか?
例えばあなたが医者にかかったとします。治療が長引きその医者と長い付き合いになったとしましょう。
「早く治してテニスをしたり、みんなで旅行に行ったりしたいです」とあなたの夢を語った時に医者に「テニス?何が面白いんですか?僕はそんなのしたことないですよ。旅行?そんなの疲れるだけですよ。行く必要ないです」
なんて言われたらどうでしょう?
あなたはもう二度と話をしようとは思わないでしょう。
しかし、学生時代にたくさんの楽しい経験をした医者はおそらく
「テニスですか。いいですねー。〇〇さんの病気ならテニス十分にできるように回復しますよ。あ、まさか錦織選手みたいに本格的じゃないですよね?じゃ、大丈夫ですね。旅行も海外だっていけるようになりますからね」
と、気持ちに共感しながら話をしてくれるはずです。
色々なことを経験しているからこそ、「病気を治して元気になって楽しい生活がしたい」という気持ちがわかるのです。
保育士だって同じですね。
経験から生まれる「言葉」や「行動」が子供達に良い影響を与えるはずです。
夏は楽しく過ごしてください
医大生の遊びと勉強の両立のお話をしましたが、私たち保育士も、仕事と遊びを両立していきましょう。
遊びの時は仕事のことは忘れて、遊びに没頭しましょう。
仕事に戻ったら、遊びで貯めたパワーを存分に使いましょう。そして遊びから得た経験を惜しみなく保育に還元していってください。
そして、全ての保育士の皆さんが、存分にお休みを取れるそんな保育業界になることを願うばかりです。
今回は少し脱線したお話でしたが、ぜひ参考にして見てくださいね。