保育園のクラスは、0歳児から5歳児まで、という園が多いと思います。
みなさんの保育園では、異年齢交流はしていますか?
せっかく0〜5歳までの年齢がいる保育園ですから、年齢が近いクラスだけではなく、年齢の離れたクラスとも交流してみましょう!
異年齢交流を積極的に行うことで、5歳児はヒーローになります‼
今回は、私の保育園で実際に行っている、異年齢交流の例を交えながらご紹介していきますね。
《4歳児と5歳児》
まずは4歳児と5歳児です。年齢も近いため、一緒に過ごす時間が多いという保育園は多いと思います。
遠足やお散歩、合同給食など、異年齢交流の場は設定しやすいですよね。
4歳児と5歳児の交流でおすすめなのは、製作をすることです。
小さなものではなく、大きな壁面やひみつ基地作り、段ボール製作など何日もかかるものを一緒に作り上げるというものです。
5歳児が主導して話をまとめ、みんなで意見を出しながら製作していく作業、完成した時の達成感をみんなで味わうことで、4歳児にとって5歳児は身近なヒーローになれますね!
《2、3歳児と5歳児》
次に、2、3歳児と5歳児の交流はどうでしょう。
少し年齢差があるため、一緒に遊んだり、製作をするなどは難しいかもしれませんね。
5歳児も最初は相手ができるかもしれませんが、きっと2、3歳児に合わせた遊びでは飽きてしまうでしょう。
私の保育園では、朝の体操の時間がありました。
その時間に2、3歳児を招待して一緒に踊る時間を作っていました。
振り付けが簡単なものなら、真似して踊れますし、5歳児と5歳児の間に2、3歳児が並んだり、2人1組で向かい合って踊ってみたり、とても無理なくお互いが楽しめる時間になります。
《0、1歳児と5歳児》
乳児と幼児である、0、1歳児と5歳児の交流って何ができると思いますか?
それは、やはり5歳児がお世話をすることだと思います。
私の保育園では、午睡の時間になると、5歳児の4人が日替わりで乳児クラスに行き、0、1歳児の背中を優しくトントンしてあげる、という交流をしていました。
5歳児は、年齢の離れた乳児にとても優しく声をかけ、子どもたちが眠るまで側に寄り添ってあげています。
乳児クラスの先生も大助かりだそうです(笑)
《異年齢交流のすすめ》
交流を深めていくと、いいことがおきてきます。
5歳児が積極的に交流を持つことで、他のクラスの子どもたちが、5歳児の名前を覚え、懐いていくのです。
早番や遅番では、好きな5歳児の近くで遊んだり、5歳児も面倒を見てくれるよう機会が増えました。
小さい子から尊敬され、ヒーローになり、自分たちが保育園の年長であることの自覚も芽生えます。いいことだらけです。
《まとめ》
いかがでしたでしょうか?
今回は、異年齢交流についてお話ししました。同じ年齢だけではなく、他のクラスの子たちとも積極的に交流することで、子どもたちはぐんぐん成長します。
異年齢交流をあまりしていないという保育士の方は、試してみて下さいね!