皆さんは「天気」で体の調子が悪くなる時はありませんか?
それは、近年その病名が認知されつつある「気象病」かもしれません。
気温の差
季節の変わり目は子供が風邪をひきやすくなったりしますよね。大人でも同じです。
気温の高低差に体がついていけず体調を崩すと言われます。
保育士はどうしても外に出ることが多い仕事なので、気温の影響をもろに受けやすいですよね。
子供優先にするのは当たり前ですが、自分自身も衣服を調節したり、汗をこまめに拭いたりして体をいたわっていきましょう。
これが効果的ですという特効薬はありませんが、ちょっと意識するだけでも違ってくると思います。
「天気」の変化
よくお年寄りが「雨が降ると神経痛が…」なんて言いますよね。
実はこれがまさに「気象病」なのです。
お年寄りだけの出来事かと思われがちですが、そんなことありません。
若者だって「気象病」の人はたくさんいます。
この気象病がとても厄介なものなのです。
症状としては
- 頭痛(偏頭痛など)
- 体が重だるい
- なんだか眠い
- フラフラする
- めまいがする
- むくむ
- 胃腸の調子が悪くなる
- 節々の痛みや肩こり
などがみられます。
中には精神的に落ち込んでしまう人もいます。
ものすごく具合が悪いわけではないけれども体がすっきりしない…程度の人から、一日寝ていたいと思う人まで、症状の度合いも様々です。
どちらにしても「病気」という感じがしないので(例えば高熱が出るなど)体を休めることなく働かなければなりません。
それが何より辛いのです。
気圧が悪さをする
なぜ天気の変化で体調が崩れるのでしょうか。
なんと低気圧が、私たちの血管やリンパ管を膨張させてしまうのです。
すると、脳が圧迫されて頭痛が起こったり、血圧が低くなってめまいやだるさが起こったりするのですね。
ただ、気象病のメカニズムはまだわかっていないことが多いようなのです。
つまり対処療法しかないということですね。
まずは受診することです
偏頭痛のように症状が重いものなどは、医者に処方された薬出ないと効かないことが多いです(市販薬は緊張型頭痛用がほとんどです)。
繰り返し具合が悪いところがあったならば、一度医師の診察を受けてください。
もしかしたら「気象病」どころではない重大な病が隠れているかもかもしれませんし
軽い不調でも薬を処方してもらえるかもしれません。
一番良くないのは「我慢する」ことです。
痛みを我慢しながらする保育、それが良い保育になるとは思えません。
生活リズムを整えたり食生活を見直したり、自分でできることもありますが
やはり不調は不調としてきちんと対処していきましょう。
これからは「梅雨」がやってきます。
低気圧が居座る季節です。
少しでも笑顔になれるように、準備しておきましょうね。
保育士が子供達の太陽になれますように。